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立憲民主党に対する主権者の素朴な疑念がある !
「日本の支配者」の謀略とは ?
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2018/06/16より抜粋・転載)
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1)〜12)は前2回投稿済みです。以下はその続きです。
13)反安倍政治の候補者を一人に絞り込んでゆけば、
政権交代が確実に実現する !
反自公の勢力が大同団結し、候補者を一人に絞り込んでゆけば、政権交代が確実に実現する。
この事実認識、現状認識を正確に保持することが重要である。
日本の主権者の多数が安倍政治を支持するわけがない。
安倍政治の支持者と不支持者を比べれば、後者が多いことは明白だ。
権力側のマスメディアが実施する調査でも、安倍内閣不支持率が支持率を大幅に上回っている。
問題はここからだ。
14)安倍政権が続く理由は、隠れ自民の存在と
反安倍勢力結集が妨害されている事だ !
主権者の意思の分布からすれば、安倍自公政権が打倒されて、市民政権が樹立されるはずなのだが、現実は、ここになかなか到達しない。その理由は二つある。
一つは、反自公勢力のなかに、「隠れ自公勢力」が紛れ込んでいること。
もう一つは、反自公勢力の結集が、妨害されていることだ。
これは、共産党排除というかたちで表れる。このために、反自公勢力に勢いが出ない。
上記の二つの理由は、根を一にするもので、同じ要因による作用である。
15)「連合」が、自公政権が存続するように、
反自公勢力の内側で、工作活動を展開している !
具体的に言えば、「連合」という名の「えせ労働組合組織」が、自公政権が存続するように、反自公勢力の内側で、工作活動を展開しているのだ。
連合には、二つの役割がある。
ひとつは、自公と同じ政策を求めて、反自公陣営内を攪乱すること。
いまひとつは、反自公勢力内での共産党との連携を妨害すること。
16)反自公陣営内を攪乱する事と共産党との連携を
妨害する事で、自公体制を永続している !
この二つに注力していれば、反自公勢力の結集、大同団結は、永遠に実現しない。
自公政治を維持するために、これ以上大きな貢献はないと言える。
旧民主党勢力がこの役目を担い続けているのだ。
その淵源は、米国・CIAが創作した、民社党に帰着する。
米国による日本支配の構造を維持するために、反体制側の結束、大同団結を妨害するために民社党が創設された。その所期の目的が、いまなお重視され、実行されているのである。
17)安倍政治を刷新するためには、米国の手先
である、連合勢力を排除する事が不可欠だ !
この現実を踏まえると、本当の意味の野党勢力の結集、反自公勢力の大刀団結を図る際に最重視するべきことは、米国の手先である、連合勢力を排除することだ。
これを排除しなければ、反自公の政策路線の純化も実現しないし、共産党を含む野党陣営の大同団結も実現しない。
この点を踏まえて、明確にする必要があるのが、立憲民主党の立ち位置である。
18)立憲民主党が、共産党との共闘に、後ろ向き
である事を転換させるべきだ !
立憲民主党が、なぜ共産党との共闘に、後ろ向きであるのか。
立憲民主党が「隠れ自公」勢力との関係を、なぜ断ち切らないのか。
この意味で、これからの反自公勢力の結集にあたっては、連合を背後に抱える政党と一線を画することを検討する必要がある。
反自公政治の主権者が、「隠れ自公勢力」に引き寄せられるために、政治刷新が実現しない。
反自公勢力の大同団結を実現するには、「隠れ自公勢力」を排して、主権者が主導して候補者一本化に全面的にコミットする必要性が高まっている。
(参考資料)
「日本の支配者」は、対米・大資本隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指している !
(「植草一秀の『知られざる真実』」:2017/09/04より抜粋・転載)
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1)野党再編が論議の焦点は、「保保二大勢力体制」か、
それとも「保革二大勢力体制」かである !
2)「日本の支配者」は、「保保二大勢力体制」を
目指しているが、「保革二大勢力体制」を構築
しないと、安倍政治の刷新はできない !
「日本の支配者」=悪徳ペンタゴンの巨大資本・CIAが、目指しているのが、この政治状況=「保保二大勢力体制」である。
これに対して「保革」は、現在の自公政権が示す、基本政策方針と対峙する、基本政策方針を明示する政治勢力が、二大政党体制の一翼を担う体制である。
かつての英国の保守党・労働党の二大政党体制が、ひとつの類型である。
3)鳩山政権は、自公政権の基本政策路線と、
明確に対峙する政策方針を、明示した !
日本では、2009年に、鳩山由紀夫民主党が、政権を樹立した。
鳩山政権は、既存の政権の基本政策路線と、明確に対峙する政策方針を、明示した。
その基本政策方針の転換とは、対米隷属 VS 対米自立、官僚支配 VS 官僚利権廃絶、大資本支配 VS 大資本支配排除というものだった。
この基本路線転換を象徴する具体的な政策提言が、普天間基地の県外・国外移設方針、官僚天下りの根絶、企業団体献金の全面禁止の三つであった。
1948年に、芦田内閣が破壊されて以来、初めて樹立された、本格的な革新政権が、この鳩山政権であった。
4)対米自立、・官僚利権廃絶・大資本支配排除を
目指した、鳩山政権を、「日本の支配者」は破壊した !
「日本の支配者」が、本格的な「革新政権」をいかに恐れているのかは、鳩山政権の命運をたどれば、鮮明に浮かび上がる。鳩山政権を誕生させた主役は、小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏(名前表記を首相辞任後に変更)の二人である。
この二人の盟友に対して「日本の支配者」が苛烈で卑劣な人物破壊工作を仕掛けたことは周知の事実である。小沢一郎氏に対する攻撃は、2006年4月に、小沢一郎氏が、民主党代表に就任した時点から、本格化した。
「日本の支配者」は、なぜ、これほどまでに小沢−鳩山民主党を警戒したのか。
5)小沢−鳩山両氏が主導する政治は、日本の
既得権政治を、根底から改革する可能性大だった !
その理由は単純明快である。
この小沢−鳩山・二人が主導する政治が、日本の既得権政治を、根底から破壊=改革する惧れが高かったからだ。「日本の支配者」は、小沢−鳩山民主党を破壊するための、激しい人物破壊工作等活動を展開するとともに、これと並行して、「害のない」もうひとつの政治勢力を構築するための工作活動を展開してきた。
これが、いわゆる「第三極」と称された、新政治勢力創出の試みである。結論を急ぐ。
6)「日本の支配者」は、対米隷属体制を固定化するため、
人物破壊工作と「保保二大政党体制」構築を目指した !
「日本の支配者」は、自公と類似した政策方針を示す、もうひとつの政治勢力を創出しようとしているが、これは、対米隷属・日本の体制を固定化するためのものである。
日本の主権者の多数が、「安倍政治を許さない !」との判断を保持する以上、二大勢力の一翼を担う政治勢力を、「革新勢力」にする必要がある。
この「革新勢力」が、政権を奪還して初めて、日本政治の刷新が実現する。
安倍政治刷新のためには、「保保二大政党体制」ではなく、「保革二大政党体制」を目指すことが不可欠である。
7)反安倍政治・「革新勢力」が、政権を奪還して
初めて、日本政治の刷新が実現する !
これが、当面の野党再編論議で、認識しておくべき、最重要事項である。
「日本の支配者」と表記してきたが、具体的に言えば、米国を支配する、巨大資本のことである。
米国政治、米国政府を支配しているのも、この巨大資本である。
この「支配者」が、米国の政治経済金融制度を構築した。
政治制度における、共和・民主両党による二大政党体制は、どちらに転んでも、巨大資本の利益が損なわれない制度であり、事実上、政治路線は、固定されている。
8)「保保二大政党体制」が構築されれば、「二党独裁制」になってしまう !
9)「日本の支配者」の実行部隊の中核を担ってきたのが、CIAである !
10)「人物破壊工作」・隠れ自民党つくり等、すべてが、CIAによる工作である !
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