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「大連立」には、菅直人首相の「ゲゲゲの大連立」と小沢一郎元代表の「レレレの大連立」の2つがある
2010年12月09日 18時02分32秒 | 政治
◆「大連立」という言葉をめぐって、菅直人政権周辺が喧しい。みんなの党の渡辺喜美代表によると、「大連立」には、「ゲゲゲの大連立」と「レレレの大連立」の2つがあるという。「ゲゲゲの大連立」は、菅首相がひたすら内閣延命を目論みすがり付こうとしている「大連立"という妖怪」。
もう1つは、「レレレの大連立」は、小沢一郎元代表が進めている「大連立」である。こちらは、赤塚不二夫のギャグ漫画「レレレの天才バカボン」のパパ常套句「これでいいのだ」も「覚りの境地」の言葉であるように、「レレレのおじさん」も、お釈迦様のお弟子の一人で「掃除」で悟りをひらいたチューラパンタカ(周利槃特=しゅりはんどく) をモデルにしている。渡辺喜美代表は、小沢一郎元代表を「レレレのおじさん」に重ね合わせている。
◆その渡辺喜美代表は12月9日付けの「渡辺 喜美 渡辺喜美レポート」で、「内閣延命を目論み"大連立"という妖怪にすがる菅内閣」と題して「大きな政府・官僚主導・増税路線・・・複数の"連立構想"が絡み合い国民の政治不信はピークに向かっている」と厳しく批判している。一部を引用しておこう。
「内閣延命---これだけを目論む末期症状の菅内閣がダッチロールを始めた。大連立という妖怪が徘徊していると思ったら、政策の不一致で離れた女房にヨリを戻そうと声をかける。11月24日と29日の2回にわたり、菅総理の呼びかけに基づき与野党党首会談が開催された。ふたつの会談では、事務方が説明するような通り一遍の説明をわざわざ菅総理が行った。野党側からは、問責決議が可決された仙谷官房長官の罷免を求める声すら上がらない。みんなの党がいなければ、さながら、政府与党連絡会議のようであった。私は、2回目の会議の時、菅総理に対し、『党首会談の意図が分からない。挙国一致内閣と称して大連立でも組みたいのか』と皮肉を込めて申し上げたが、菅総理は沈黙するばかり。
この党首会談に先立ち、11月18日、菅総理が首相公邸において増税論者の与謝野馨氏と密談をした。内閣支持率がジェットコースターの如く急降下する中で、大連立を画策し、内閣延命を図ろうとする姿がここでも透けて見える」
◆読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長・主筆が8日、自民党本部を訪れ谷垣禎一総裁と約1時間サシで話し合った。渡辺会長・主筆は、福田政権時代に浮上した自民、民主両党の大連立構想に深くかかわっており、谷垣総裁とも大連立について意見交換した。しかし、
こちらは、「ゲゲゲの大連立」で、谷垣総裁は「小沢元代表を切れない菅首相は.信用できない」と消極的だったという。
これを受けてか、岡田克也幹事長が、菅首相と話し合い、「小沢元代表を国会招致する議決」を行う方向に舵を切ってきた。小沢支持派は、絶対阻止に動いている。
だが、万が一、菅首相が「ゲゲゲの大連立」を成立させたら、どうなるか。渡辺喜美代表は、次のように力説している。
「大連立の先には、国会議員の歳費カットや公務員給与を民間並みに削減もしない「増税翼賛体制」の構築があるのだろう。即ち、大連立側は、『大きな政府・官僚主導・増税路線』がキーワードだ。こうなれば、みんなの党は、小さいながら第3極から第2極に格上げだ。「小さな政府・民間主導・成長路線」を掲げ、明確な対立軸のもとで政界再編もありうる絶好のチャンスとなる。菅総理は、自らカードを高めるため、社民党の福島瑞穂党首や国民新党の亀井静香党首と相次いで会談を行い、政権運営に協力を求めた。社民党は、沖縄の米軍普天間基地の県内移設方針に反発して、連立を離脱しており、連立を組むとなれば、またしても日米同盟が揺らぐ。尖閣事件やメドベージェフ・ロシア大統領の北方領土訪問は、日米同盟が揺らいで日本の覚悟と戦略が試されていることを菅総理は忘れたのか」
◆案の定、米国側は、菅首相に疑いの目を向け始めている。読売新聞は12月9日付け朝刊「総合面」(2面)で早速「米、社民と連携を懸念−普天間合意 菅政権の履行疑問視も」という見出しをつけて、こう伝えている。
「社民党との連携についても、米政府関係者は8日、『米国はずっと日本国内の調整を待っているのに、また鳩山政権の繰り返しになりかねない』と懸念を示した」
菅首相は、まず社民党の福島瑞穂党首を吊り上げ、これをエビにして、本命の公明党を吊り上げようとする戦術だ。だが、やすやすと公明党が釣り針に食らいつくか否かは、不明だ。その間に、米国が「菅首相に騙された」と思ってしまうと、菅首相は「一巻の終わり」、いや、米国は、菅首相をとっくの昔に見捨てている。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
永田町は、魑魅魍魎が跳梁跋扈し、百鬼夜行が賑やかで、だれが味方で、だれが敵なのか、見分けがつかない
◆〔特別情報@〕民主党分裂がますます現実化してきている。永田町は、魑魅魍魎が跳梁跋扈し、百鬼夜行が賑やかである。だれが味方で、だれが敵なのか、見分けがつかず、政治家たちは、疑心暗鬼に陥り、眠れない夜に苛まれている。
たちあがれ日本の与謝野馨共同代表は、菅直人首相に呼ばれて種々アドバイスして、いまや「菅首相に買われた」と噂を立てられながら、本当は「二股膏薬」と言われており、近く親友の小沢一郎元代表と久しぶりに囲碁の手合わせを予定している。
岡田克也幹事長は、米国に「総理大臣になりたければ、言うことを聞け、さもないと殺すぞ」と脅されているので、政治の師匠である小沢一郎元代表を裏切るフリをせざるを得ない。
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