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1945年8月6日、広島に投下された原爆のキノコ雲を上空から撮影したフィルムは、テレビ等で放送され、まさにモクモクと丸く垂直に灰色の塊となって広島上空に噴き上げている様子がまざまざと映っている。
同じ核爆発のキノコ雲が、それから40年後の1985年8月12日午後6時半、日本の相模湾上空を飛行中のJAL123便搭乗の乗客によって写真撮影され、遺品として後世に遺った。
その写真には、JAL123便の右際の窓下に、まさに物理的にモクモクと盛り上がり、上空に噴出している灰色のキノコ雲がしっかりと撮影されている。しかもその核炸裂時の様子も、直前のコマに撮影されていた。
直前のコマには、飛行物体に搭載された核兵器が今まさに炸裂し、中心部がオレンジ色で、黒煙を噴き出している様相が写し出され、上空から核兵器炸裂の瞬間を撮影した歴史的に極めて貴重なこの写真も後世に遺された。
核爆発の際の積乱雲状(キノコ雲)は、地上からも垂直に立ち昇る真っ黒な「塊」として目撃されている。
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