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785 :無党派さん:2010/09/22(水) 11:11:29 ID:eQGTd7v5
クローズアップ2010:検事、証拠品改ざん 惨敗特捜に追い打ち
大阪地検特捜部に逮捕、起訴された厚生労働省の村木厚子元局長(54)に無罪判決が言い渡された障害者
団体向け郵便料金割引制度を巡る「郵便不正事件」で衝撃的な事実が判明した。捜査の主任検事による「証拠
改ざん」。押収したフロッピーディスク(FD)の記録を、捜査側に都合のいいように書き換えた疑いがある。
改ざんはなぜ行われ、今後の「特捜捜査」にどう影響するのか。【日野行介、鈴木一生、山本将克】
◇「8日更新」で帳尻
大阪地検特捜部は昨年5月26日、厚労省元係長、上村勉被告(41)のパソコンのFDを押収した。主任検事
だった前田恒彦容疑者(43)は同7月13日、このFDデータに残され、上村被告が実体のない障害者団体
「凜(りん)の会」(解散)に渡すための偽証明書を作成した記録を改ざん。最終更新日時が「04年6月1日
午前1時20分」となっているのを「6月8日午後9時10分」と変えた。
04年当時、「凜の会」は、障害者団体向けの郵便料金割引制度を利用し、低額で郵便発送しようとしていた。
04年6月8日、凜の会は郵便局に承認請求をしたが、厚労省の証明書がなく、請求が通らなかった。上村被告が
作った偽証明書は「凜の会」に渡り、同10日、郵便局に提出されていた。偽証明書の日付は5月28日。特捜部は
これらをつかみ、凜の会発起人の河野克史(こうのただし)被告(70)=1審有罪、控訴中=を追及。河野被告か
ら「急きょ凜の会代表に、証明書を発行するよう厚労省の村木課長(当時)に要請させた」という供述を得た。
これらのことから特捜部は(1)6月8日に村木元局長が凜の会代表から要請を受け(2)その日、上村被告に5月中
の日付で証明書作りを指示(3)上村被告は夜にパソコンで作り翌日、村木元局長に渡した−−との「ストーリー」を
描いたとみられる。上村被告が6月1日に証明書を作ったという事実は、凜の会の動きと時間的にずれ、特捜部には都合
が悪かった。
786 :無党派さん:2010/09/22(水) 11:11:37 ID:HD5nis+k
検察は信用出来ない、だから小沢の不起訴は不当だというのはちと苦しいね。
ま、小沢クロを決定づける有力な証拠を検察が隠滅したとかなら話は別だけど。
787 :無党派さん:2010/09/22(水) 11:11:42 ID:kTD2DQNq
そもそも大久保逮捕だって怪しいってなるだろ
788 :左巻 ◆MOON.XO7.. :2010/09/22(水) 11:12:30 ID:gs4W84Zz
高村薫の小説の質劣化はどーなんだっつう
789 :無党派さん:2010/09/22(水) 11:12:47 ID:eQGTd7v5
しかし、改ざんまでしたFDは証拠として法廷に提出されず、改ざん3日後の昨年7月16日に上村被告に還付された。
一方、改ざん前のFDの記録は「捜査報告書」(昨年6月29日付)に添付され、弁護側に証拠開示された。捜査報告書は、
検事ではなく特捜部の事務官が作った。改ざん前の真のデータが表に出た理由は謎だ。
昨年7月4日の起訴から間もない同16日に改ざんしたFDを上村被告側に還付した理由も不明。上村被告の弁護人も「普段
はなかなか還付されない。何か意図があったのか……」と首をかしげる。
結果、二つのデータが存在することになり、ずさんな改ざんは「効果」を発揮しないだけでなく、検察を大きく揺るがせる事態
に。謎は多いが、検察側に不都合なデータをごまかす意図があったことは否定できない。一転して「検察の犯罪」が問われている。
◇大阪地検「深くおわび」
前田容疑者の逮捕を受け、大阪地検の大島忠郁(ただふみ)次席検事は、21日夜の会見で「このような事態に至ったことを深く
おわびします。捜査に全面的に協力する所存です。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
◇日弁連「戦慄」
郵便不正事件の証拠改ざんについて、日本弁護士連合会は21日、「事実とすれば厚生労働省元局長の無罪を示す客観証拠まで
改変したということであり、戦慄(せんりつ)を覚えざるを得ない。徹底した真相解明と捜査過程の透明化を求める」とのコメ
ントを発表した。
◇首相「徹底捜査を」
菅直人首相は21日、「最高検が厳正に捜査し、対応すると言っている。そうあるべきだ」と述べ、徹底した捜査を求める考えを
示した。【倉田陶子】
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■解説
◇全容解明が信頼回復の道
大阪地検特捜部検事、前田恒彦容疑者の証拠改ざん疑惑が発覚したその日に、最高検が逮捕に踏み切った。素早い対応の背景には、村木厚子・厚労省
元局長に対する無罪判決(今月10日)で、検察に厳しい世論が巻き起こっていることへの配慮があると思われる。逮捕時から無実を訴えた村木元局長
を約5カ月間、拘置した検察が、前田検事を任意で取り調べるようでは、「身内に甘い」との更なる世論の批判を受けるだろう。
郵便不正・偽証明書事件では、特捜部が「厚労省の組織的犯罪」と見立て、関係者に対し、村木元局長が事件に関与したとする供述調書に強引に署名
させた捜査手法が問題になった。それに比べても、フロッピーディスクの記録改ざんは、致命的な過ちだ。この記録は村木元局長の無罪判決の決め手に
なった重要な客観的証拠。前田検事は重要性が分かっていたからこそ、改ざんしたとしか思えない。
主任検事として成果を焦った末の愚行だとすれば、特捜部長は捜査にあたって、どのような指示をし、なぜ違法な捜査を見抜けなかったのか。検察の
信頼回復には前田検事の事件を予断なく捜査し、全容を解明するほかない。【日野行介】
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20100922ddm003040049000c.html
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