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検察審査会の議決のゆくえ。 小沢に 「起訴相当」 は出せない ! (世相を斬る あいば達也)
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投稿者 純一 日時 2010 年 9 月 18 日 06:15:22: MazZZFZM0AbbM
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/3c3f3868a81afc1f7028e020bb1a1607
2010年09月18日
菅民主党政権の党役員、閣僚が出揃った。この人なら少しはやれるかもと云う人事は片山総務大臣くらいのものだろう。一人でも期待される閣僚がいたことが救いである。
まぁ2カ月ほどわが世の春を謳歌して貰おうではないか、あれだけ公務そっちのけで、電話を掛けまくった菅君、後2カ月ほど美酒を味わうがよかろう。(笑) 前原の外務大臣は面白そうだ、訪中出来るのだろうか? これは見ものだよ!
さて、菅内閣の話題なんかこちらとしてはどうでもイイ話で、興味は小沢一郎の今後にある。
「仙谷・菅政権」が徹底的な「脱小沢」の人事を断行してくれたので、筆者は怒るどころか有り難いとさえ思っている。「挙党一致」じゃないじゃないか! とお怒りの方々もいらっしゃいますが、これでイイのだと思っている。大義名分が出来たではありませんか、「これでは国民が不幸になる。幸福になるのは官僚と大企業、都会だけじゃないか!」。
まず当面の問題として、東京第5検察審査会の第二回目の審査が開始した。
第一回目の「起訴相当」の議決を出した審査員は全員入れ替わっている。審査を法的に誘導する補助員の弁護士も入れ替わり、あらためて仕切り直しの審査が始まる。現時点の審査員の6人の任期が10月末で切れるので、それまでに結論を出すことになるだろう。
マスメディアは小沢一郎に第二回の審査でも「起訴相当」が出て、強制起訴されることを強く望む論調を拡散しているが、常識的に「不起訴不当」、「不起訴相当」のどちらかで決着するものと思われる。後者なら、“ハイそれまでよ”前者でも検察がもう一度調べた「不起訴」の結論を出すだけのことである。
「何を甘い見通しを立てているのだ、仙谷が日弁連と結託し、「起訴相当」に導く補助員を用意したのだぞ! 審査員も「起訴相当」議決を出そうと手ぐすねを引いている連中をセレクトしたのだ!」と云う反論が今にも聞こえそうである。(笑)
しかし、今回の民主党代表選挙を通して、世間の小沢一郎のイメージは相当に違って来ている。「言われるほど、悪いオッサンには見えないよね。どっちか云うと、誠実な人かも?評論家とかの話、本当かしら? それに言っていること、結構マトモで納得だよね、あのニヤケ菅の方が嘘言いそう」等と云う変化が一部生まれてきているのは事実だ。そして、気の毒にも菅に負けてしまった小沢一郎に、少なからず同情のようなものが国民の中に生まれてきている。
仙谷は菅を勝たせると云うよりは、小沢を負けさせる選挙に血道を上げたわけだ。
検察審査会にも一定の影響を与えた可能性は否定できない。しかし、今回の組閣などを通して、仙谷の“過ぎたるはなお及ばざるが如し”、“急いてはことを仕損じる”が命取りになるのだと思う。尚一層の同情が小沢一郎に注がれる土壌を作ってしまった。
内ゲバで仲間割れを起こし、粛清どころか殺し合いをした学生運動家には、そもそも理論の純化を希求し過ぎて、激しく行動をエスカレートする傾向を常に含んでいる。
いま、仙谷の行動はそのものズバリなのだ。
まぁ仙谷のエスカレーションは枝葉末節だが、小沢一郎への第二回審査の議決を「起訴相当」とした場合、どのような問題が噴出するかと云う事を、日本の司法関係者は実は十二分に承知している。
痩せても枯れても、捜査の最高峰・東京地検特捜部が1年半に及ぶ強制捜査の結果、犯罪性が認められず「不起訴」(検察審査会の強制起訴に至るまでには、東京地検特捜部は3度小沢を不起訴と判定することになる)とした政治家を素人集団11人の検察審査会の審査員によって覆されるとなると、検察の面子がまる潰れとか、そういう矮小化された問題ではなく、検察の起訴裁量権への素人による覆しであり、日本の検察機構そのものの存在意義が問われることになる。
つまり、既得権益の革命が起きてしまう。検察審査会が審査するのは、「検察」であり、「小沢一郎」ではない。つまり、東京地検特捜部の起訴裁量権(起訴独占主義)が脅かされる事態であり、ゆゆしき事態を惹き起こす。
検察審査会の存在理由の再定義が求められるし、検察の機構そのものへの提起であり、延いては法務省・検察庁・裁判所は現在抱えている問題すべてが「日本の司法制度の特殊性」として、世間の俎上に乗せられるリスクを負う事になる。
検察審査会の小沢一郎への「起訴相当」議決は、或る意味で日本の司法制度そのものへの挑戦、その存在への問題提起のトリガーになる危険を孕んでいる。
筆者としては法治国家の元、「推定無罪」の原則で小沢一郎が法廷闘争するのも、一つの選択だと論理的には思うが、それをして日本の司法制度で飯を食う、裁判官・検察官・弁護士が既得権を掛けて勝負に出るとは思わない。
これ以上、小沢一郎を追い込むことは、自分たちへの跳ね返りも覚悟しなければならない訳で、到底選択する道ではないと考えている。まさか麻生政権や仙谷民主党に、これ以上義理立てする筋合いは無いと云うのが、筆者の結論である。
問題は、検察審査会から解放された小沢一郎が11月に入って、どのような言動を行うか、そこが重要だ。
この件については、ハプニングがない限り、明日の課題としておこう。それでは、小沢シンパの皆々様、オヤスミなさい。
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コメント
01. 2010年9月18日 06:24:50: PZMCUFxEH6
02. 純一 2010年9月17日 05:40:27: MazZZFZM0AbbM : Hm4L2zSqQc
本稿でも菅政権(特に官房長官の主導)による謀略について触れられているが、ひとつ気になることがある。
第五検察審査会は8月に新メンバーに入れ替わり、審査補助員も選任されて10月には議決する予定とされている。先に小沢氏はその結果に対して「逃げない」と公言したが、この議決の方向に官房長官らの謀略が仕組まれているのではないか。
小沢氏の離党、党籍剥奪に利用するたくらみがあるのではないかと懸念される。
難航した審査補助員の人選を決めたのは、仙石官房長官とは長い付き合いのある弁護士仲間、宇都宮弁護士会長であり、阿うんの呼吸の間柄である。
今回、2度目の議決が前回同様「起訴相当」とされる裏のお膳立ては十分と思えるのだが、どうだろうか。権力維持のためには「何でもアリ」の政権である、対抗策を考えておくべきではないか。
代表選の経緯を考えれば、暴走させてもなんとも思わないのではないでしょうか。
二重権力構造『仙石』は、岡田、前原、レンホーらに、『国民の声』と言わせる
のではないですか。
02. 純一 2010年9月18日 06:25:34: MazZZFZM0AbbM : Hm4L2zSqQc
そうか、今度は法務・検察が「検察審査会」に起訴相当という議決をしないよう圧力をかけるという「構図」になるんだ。 となると、仙谷も当てはずれとなる。
仙谷官房長官ドノにこの一言を贈ろう・・「策士 策におぼれる」
03. 2010年9月18日 06:44:33: PZMCUFxEH6
純一さん、無断コピペすみません、ありがとうございます。
わたしは、暴走させると思いますよ。あれほど、TV&新聞を使いたい放題
できるのですから、ムードを一変させてくるでしょう。
なにせ、仙石を表に、前面に出させないと、何をやっても負けます。
あいばさんの言われる同情ムードと、選挙の不正を知っている人も多く、
そのあたりを拡散できれば、大分変ってくると思います。
まぁ、ありがどこまで頑張れるかです。
04. 2010年9月18日 07:05:03: 98DvMa6MPE
あいばさんの「この人なら少しはやれるかもと云う人事は片山総務大臣くらいのものだろう。一人でも期待される閣僚がいたことが救いである。」
一寸残念な評価です、、、
05. 2010年9月18日 07:08:56: uC8DKpjnU6
ここは運動をするための場所ではないと思う。
いろいろな記事やら意見やらを読んでいろいろ感想や意見を言ってみたり議論
をしてみたりするのが本来の趣旨ではないかと思います。
テレビに張り合って広報活動を行うより記事について自分の感想なり意見なりを
素直に綴り続けるほうが却って多くの人の共感を得られるのではないかと思いますよ。
自分は顔も素性も知れない誰かの情報拡散活動なんてものはあまり信じる気になりません。
その手の書き込みが多すぎると却ってここに記事を読みにくる人が減るばかりだと思いますよ。
06. 2010年9月18日 07:45:40: PZMCUFxEH6
05様
03も議論ではないですか。
07. 2010年9月18日 08:40:52: PVYvxfm4N6
起訴→離党でしょうね
理由は狙われているからだと思います
最後は逮捕をねらっています
08. 2010年9月18日 09:13:24: FUP4qmZ0UY
仙石の醜聞をだせばいい。
ここまできたら、小澤側近は政治生命をかけて、仙石をつぶせ。
09. 2010年9月18日 09:35:36: XF8VZUPN6o
小沢排除で一致団結して離党まで持っていっても、その後に待っているのは内紛から野党への転落。なにせ、演説を聞いていても指導者の資質はない。小沢氏については、離党しても求心力があるので道は開ける。
それにしても、検察審査会がやるべきは、村木事件の様なでっちあげ(検事による作文調書「有印公文書偽造同行使」)こそ審査されるべき事件である。
検察官による不正、国家権力の暴走をこそ国民目線で監視してほしい。
10. 2010年9月18日 09:40:56: gWK0nrs8nk
いや、今のところ、政権、権力側の打つ手は、合っている。
実際、成功している。
策士、策に溺れる、と言うより、
策もない、アホほど、困るがな。
まともな話し合いも出来ない、チンピラほど、困るものはない。
子供の使いでは、政治は出来ませんよ。
策があって、当然だ。
相当の知恵者が、政権側に付いている。
11. 2010年9月18日 09:43:55: gWK0nrs8nk
もう一発追加、
言動も大事だが、
結果なのだ。
結果、オーライです。
言うだけなら、誰でも言える。タダや。
12. 2010年9月18日 10:33:56: bKzc2dfnpM
第1検診検察審査会の「不起訴不当」に対しても離党勧告を仙石菅は協議したとの情報が小沢サイドに入ったことから、反攻の意志を固めたと評されるぐらいだから、仙石としては、法務・検察社会党崩れの千葉大臣、裁判所総力を挙げて、審査員、補助弁護士の選任等は「起訴相当」布陣は完了していると目すべきだ。千葉の後はやはり仙石系統の細川律夫大臣が就任した。小澤の反攻の第1が代表戦立候補であった。このまま「起訴相当」の結末を小澤は黙して待ってはいないだろう。起訴相当離党勧告は小澤にとって最悪のシナリオであり、小澤の単身放逐を狙っている。
検察が、素人集団に起訴相当と判定されたからといって面目丸つぶれだから起訴相当にならないように工作するかのような議論は戴けない。何年も前からオザワンを狙っていて、西松外為事件を掘り起こした時から具体的にオザワンを葬り去る作戦だ。
特捜としては、自分達が公判に被告人として、オザワンを引っ張り出せなかったのは、証拠が無いので、致し方ないが、検察が噛み切れなかった食いさしを思考力の無い素人集団に丸投げしてそれを人民裁判よろしく高みの見物をするつもりなんだ。コト此処に至ってはオザワンのほうから仕掛けるのではないか。自分の出番を暢気に待っていることは死を意味する。
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