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日本の新聞がダメな訳 by 脳科学者・茂木健一郎
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投稿者 びぼ 日時 2010 年 9 月 01 日 09:10:11: 0cYXJ4o7/SPzg
成田への飛行機の中で、日本の新聞を数紙読んで、暗澹たる気持ちになった。なぜ、どの新聞も同じような誌面構成になるのか? 取材に基づいて、きちんと考えて書いているのか? 最初から見出しが決まっているんじゃないか?
社会面のつくりがひどい。最初から構図が決まっていて、そこに一般の人々の発言をあてはめていく。これじゃあ、どこか全体主義の国の機関紙のようだ。
単なる事実の報道は、ネットで済むから、新聞には、見識のあるオピニオンが求められている。日本の大新聞の見識が信用できないというのは、日本国民にとっては大きな損失である。
そもそも、政治部の記者たちは、なぜ「政局」になるとこうもいきり立って記事を書き立てるくせに、肝心の政策や、国の方向についてはヴィジョンを示さないのか。極道の出入りじゃあるまいし、政治を論ずる言葉が古すぎる。
今回、小沢一郎氏が一時立候補を取りやめることを検討したという一連の記事にしても、事実なのか疑わしい。(毎日が一番はっきりとそのような見出しをつけていた。もはや誤報のレベルだろう。)結論ありきで、それに適当に事実を当てはめ、「空気」をつくっていく。そのような新聞への不信感は根強い。
今必要なのは、見識を持ち、イエロージャーナリズムに陥らず、他のメディアとの談合にも走らず、日本の将来のヴィジョンを明確に書ける、そんなメディアであろう。たとえば、Japan Timesをもっとみんなで読み、そのようなメディアに育てるという手もある。
そもそも、何の合理性も法的根拠もない「記者クラブ」をこれだけ長い間温存し、その解体に抵抗している時点で、新聞の見識には重大な疑問符がつく。結局、日本にあったのは、ジャーナリズムではなく談合が得意な微温的護送船団方式のメディアだけだったのか。
気を取り直しておにぎり食べる。しゅりんく。
http://twitter.com/kenichiromogi
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コメント
01. 2010年9月01日 09:49:41: 3iLSJYns2E
1)TVを見るのはスポーツ番組とお気に入りタレントが出演しているドラマくらいにする。
2)金を払ってまで新聞を購読することは止める。(販売店の人には気の毒だが仕方がない。)
少なくともこの阿修羅にアクセスしている人たちであれば,このくらいのことはすぐ実行しようじゃないですか?
別に自慢するわけではないが,小生TVはほとんど見ないし(スポーツにはあまり興味がないし,家族につきあって歌番組とかドラマをたまに眺めているだけ。),新聞はアサヒだったが,5年くらい前に購読を止めた。
だからと言って,情報不足などまったく感じない。
ネットで能動的に必要なサイトを選択するようになって,むしろ世の中の仕組みがより深く理解できるようになった気がするよ。
02. 2010年9月01日 09:52:27: pz7x0tnLUU
本日(9/1)の朝日は、いろいろと比較できて面白い。相変わらず、社説、天声人語の劣化は酷く「あいた口がふさがらず」、あごが外れそうである。また、社会面では、すでに終わっている田原総一郎氏の三行広告が載っていた。いや失礼、コメントが載っていた。ところが、一般読者の「声」の欄に、極めて、極めてまともな意見が載っていた。一体どうなっているのでしょう。茫然自失!
03. 2010年9月01日 10:02:43: Nm0I6ZWtzA
>そもそも、何の合理性も法的根拠もない
>「記者クラブ」をこれだけ長い間温存し、その解体に抵抗している時点で、
>新聞の見識には重大な疑問符がつく。
>結局、日本にあったのは、ジャーナリズムではなく談合が得意な
>微温的護送船団方式のメディアだけだったのか。
記者クラブ温存の菅には、優しい記事を書く
根拠は、これだな。
04. 2010年9月01日 10:09:13: dw86X4ySLT
マスコミが嫌いな小沢を叩けば叩くほど
マスコミのダメさ加減がわかるという皮肉。
05. 2010年9月01日 10:11:52: bbN5U6UIQo
権力側のことを知らずに批判はできないし、
彼らの考え方、戦略など、知っておく必要があるという点において
テレビ、新聞のウオッチングは必要である。
少なくとも、情報発信者には、それは必要だろう。
新聞、週刊誌は、図書館にいけば、だいたい読めるので、
図書館をお勧めする。
しかし、茂木さんが、こいうこと感じるほど新聞、テレビの劣化が
進んでいるってことですね。
06. 2010年9月01日 10:32:32: GbTWtCCiBI
02>マスメディアとは、笑いを誘って顎を外す道具であったのか。
なるほど、頷ける。
07. 2010年9月01日 10:55:36: HejJwkupBk
いよいよ大メディアの断末魔が、近づいてきたようですね。長かった。結局、戦前、戦中、戦後60有余年ですねえ。生まれ変われるのでしょうか、形態自体が、大きく変わるような気がします。
08. 2010年9月01日 11:49:23: DmCC9k6hHM
少しでも「ジャーナリスト」としての心構えがあるのならば、これほど大新聞社で構成する「記者クラブ」が批判されている時に、その姿勢を問うべく、何も行動しないと言うことは考えられない。だから彼ら記者クラブの記者たちは腐りきり、「ジャーナリズム精神」は、まったく皆無だと言うことになる。
そして、このような記者たちが書いた「情報捏造記事」を掲載する新聞には、金を支払って読むほどの価値は無い。
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