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米国がアリ地獄から抜け出すのは不可能。実物資産(タンジブル・アセット)を重視せよ ライジング・サン(甦る日本)
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投稿者 行雲流水 日時 2010 年 8 月 14 日 13:41:05: CcbUdNyBAG7Z2
http://ameblo.jp/kriubist/day-20100814.html
2010年08月14日 09:29
米国がアリ地獄から抜け出すのは不可能。実物資産(タンジブル・アセット)を重視せよ
テーマ:米国経済、国際金融資本
日本では相変わらず政局面での話題が多いが、日本を支配し続けてきた米国経済と失業率がさらに悪化している ようだ。 それを裏付けるように個人破産も急激に増加 しており、今まではサブプライム時の時のような低所得者の破産が主だったが、現在は中流階級の米国人でさえ破産に追いやられている。
米国内ではリーマンショック以降現在まで本当の失業率は20%を超えている。米政府の発表では9.8%と失業者が若干増えている数字でしか公表しないが、どの国でも政府(官僚)の発表することは国民への「騙し」がほとんどである。 失業者が増えに増え、失業者に与えられるフードスタンプ受給者は4000万人を超えているようだ。 仮に米国の人口を3億人としても、そのうちの13%は失業していることになるのだろう。 さらには失業者として数に加えられていない者も多くいるはずだ。
このフードスタンプなるものは99週間(約2年)の期限があり、リーマンショックから数えてそろそろ2年だ。 これから更に増える失業者と、フードスタンプの期限が切れて食べるものもない米国民による大きな暴動が起こるのも間近だろう。 そして暴動を抑えるためにFEMA法案で恐怖の弾圧が始まっていく。
FEMA法案とは
権利章典で保障された国民の権利をはく奪出来る。
全米いたる場所をコンセントレーション・キャンプに出来る。
理由を問わず誰でも逮捕・射殺出来る。
理由を問わず資産を没収出来る。
である。
米国内の状況はおおまかにこのようなことになっているが、米国破綻を何年も前から予言している副島隆彦氏が述べているように、これからは、いやすでに実物資産(タンジブル・アセット)に切り替えていく必要があるだろう。 金(ゴールド)や銀などの貴金属、穀物、不動産、木材などである。
そして米国の投機家の1人であるジョージ・ソロス(ハンガリー系ユダヤ人)と以前クゥンタム・ファンドを設立し、大富豪の1人であるジム・ロジャース (生粋の米国人)も「アメリカはもう終わりだ。これからは中国の時代であり実物資産が力を発揮する」と言い米国を捨てて現在シンガポールに移住している。
そのジム・ロジャースの最近のインタビューが「豆長者」 さんで訳されていたので、こちらに転載して皆さんにも実物資産について考えていただきたい。 多くの人が大量の金や穀物を買うことはできないが、多少なりとも現物を買っておけば今後の不安に対処できるのではないだろうか。
また日本がやらなければならないことは、郵貯んなどの資産を守り米国に垂れ流させないこと。そして直接・間接問わず戦争に巻き込まれないようにすることである。
(転載貼り付け開始)
ジム・ロジャース
アメリカでは、政府と、特に中央銀行が、幾度も、市場に干渉してきました。
アラン・グリーンスパンのもとで、誰かが困ったことになると、電話してきて言ったのです。
救ってください、救ってください、救ってくださいと。
すると、政府が、市場に干渉します。
バーナンキは、同じことをやりました。
市場が行うことになっていること、つまり、破産者は破産させる、システムを掃除する、やり直しする、
そういったことを市場に行わせるのではなく、グリーンスパンが、介入してきて言いました。
いや、いや、いや、我々は、市場を働かせたくないんだと。
我々が、誰が勝ち、誰が負けるのか、世界で何が起こるか、決めたいんだと。
LTCM(ロング・ターム・キャピタル・マネジメント)の時も、彼が救済しました。
ドットコム(ITバブル)の後も、彼が救済しました。
何かが起こるたびに、彼が現れて、市場に干渉し、
市場に、市場自体を整理させるという、その基本的に重要な仕事をやらせようとしませんでした。
残念ながら、我々は、皆、今、その代償を支払っているのです。
バーナンキも、それと同じです。
彼が、同じようなことを行ってきました。
それで、あなたや私、アメリカの納税者だけではなく、世界が、その代償すべてを支払っています。
ケヴィン・ブレット
こんにち、もしも、あなたが、アメリカの大統領であったら、
経済を直すために直ちに採りうる現実的な措置は何かありますか?
ジム・ロジャース
ああ、もちろん。
私なら、連邦準備制度を廃止します。
税金を削減します。
財政支出を過酷なやり方で削減します。
とても過酷なやり方でです。
過大な債務と過大な消費という問題を、
さらなる債務とさらなる消費で解決できるという考えは、理解できません。
大の大人が、そんなことを声に出して言うなんて、私には信じられません。
しかし、それが、彼らが考えていることのようです。
そんなものが、うまく行くと、彼らが本当に信じているのかどうかは知りませんが、
彼らは、他に為すべきことを知らないのです。
そして、彼らが、次の選挙に向けて、皆、やっていることは知っていますよね。
それで、彼らが、事態を悪化させています。
この問題を解決するやり方は、たくさんあります。
破産する者は、破産させるのです。
ファニーメイとフレディーマックを破産させて、廃業させるのです。
AIGを廃業させるのです。
皆を救済するのをやめるのです。
日本が、1990年代初め、我々が行っているやり方を試しています。
彼らは、誰も破産させまいとしました。
そして、彼らは、1990年代について、「失われた十年」として語ります。
今、彼らは、この十年を、第二の失われた十年として語っています。
それは、日本で、うまく行きませんでした。
アメリカで、うまく行くこともありません。
それは、さらなる問題へと導くのです。
人々が言います。
ああ、我々の哀れな孫たちよと。
見て、この債務すべてをと。
いえ、いえ、いえ、それは、我々の哀れな孫じゃありませんよ。
それは、我々です!
これは、現在の問題です。
これは、現在の我々皆にとっての大惨事です。
ケヴィン・ブレット
大惨事というのは、正確には、何を意味されていますか?
この現在の軌道は、現実に、どんな結果に至ると思われますか?
たとえば、ハイパーインフレは、起こり得ますか?
ジム・ロジャース
ハイパーインフレは、常にあり得ます。何事もあり得るのです。
アメリカで、いつでも、すぐにでも、ハイパーインフレがあるとは、私は思っていません。
もちろん、あるかもしれません。
もしも、彼らが、現在の政策を続けていくなら、あるかもしれません。
バーナンキが、さらなる措置を取ると、最近言いました。
バーナンキは、金融について、あまり分かっていないのです。
彼は、経済学についても、通貨についても、市場についても、あまり知らないのです。
というのも、振り返って、彼が述べたものを読んだら、唖然としますよ。
この男は、自分のやっていることについて、何も分かっていないということを理解するのです。
彼が知っていることは、お金を刷ることだけです。
彼は、知識人としての全仕事において、お金を刷ることを学んだのです。
そして、今、我々は、彼に、印刷機を与えました。
ですから、彼が、さらに行いますと言ったら、実際、彼に出来るのは、お金を刷ることだけです。
それは、うまく行くものではありません。
結局、それは、さらなるインフレという結果になります。
今、我々は、インフレです。
それが、悪化しますし、もしも、続くならば、結局、ハイパーインフレになります。
しかし、ハイパーインフレには、そんなに簡単に出来ないだろうと。
いえ、とても簡単なのです。もしも、気がふれれば。
しかし、事態が、ハイパーインフレへと悪化するには、しばらく時間がかかります。
歴史を通じて、紙幣の時は、通貨の価値の低下に至ります。
あなた自身を守るやり方、そして、儲けるやり方すら、常に、実物資産を用いることでした。
それは、銀にしろ、天然ガスにしろ、綿にしろ、米にしろ。
人々が歴史を通じて用いてきた天然資源や実物資産は、たくさんあります。
是非、人々には、実物資産について学んでもらいたいです。
(転載終わり)
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