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二千円札、普及進まず丸10年=薄れる存在感、健闘は沖縄のみ
7月17日14時8分配信 時事通信
2000年の九州・沖縄サミット(主要国首脳会議)開催に合わせて導入された二千円札が、19日で発行から丸10年を迎える。流通量は04年8月末のピーク時に5.1億枚を記録し、五千円札を上回ったが、その後は低迷。09年度末には1.1億枚と紙幣全体の0.9%まで落ち込んだ。
二千円札に描かれた首里城「守礼門」がある沖縄県では健闘しているものの、高額紙幣が使いやすいという日本特有の事情や、旧来のお札に比べたなじみの薄さから普及は進んでいない。
「2」のつく紙幣は海外では一般的だ。08年末のデータによると、米国では二十ドル札の流通シェアが百ドル札と同じ23.1%。欧州でも二十ユーロ札が20%あり、英国に至っては二十ポンド札が半分以上を占める。日銀発券局の清水紀男局長は欧米の状況について「偽造対象になりにくい中・小額紙幣が好まれるのでは」と指摘する。
ところが、紙幣の偽造防止技術が高い日本では、海外に比べ偽札事件も少なく、高額紙幣が安心して使える。「一万円札と千円札で事足りてしまう」と、清水局長は二千円札の需要が伸びない理由を解説する。
また、金融機関の現金自動預払機(ATM)では、沖縄など一部の地域を除き、預け入れはできても払い出しの対象になっていない場合が多い。大半の自動販売機で使えないことも普及を阻む要因となっているようだ。
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