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国民本位ではなく、日米大資本家階級本位の政治を自民党がこれまで行ってきたことが、こんにちの日本の階級格差の原因である。
自民党は米軍基地を日本国内に数多く維持させ、莫大な「米軍思いやり予算」を投入し、日米大資本家階級のちからをさらに強大なものとした。
自民党は日米大資本家階級の意向に沿って、日本列島各地に不要不急の公共工事をバラ撒き、政治献金をさせその分、教育、福祉や医療、介護等の予算を削ってきた。
自民党を中心とする日米大資本家階級の「手代」政党による庶民搾取の結果、国民は1%の大金持ちと、99%の中流以下の国民とに明確に階級分裂した。
かつては国民の9割が中流意識を持ち、割と一体感を持って生活していたのが今は、大金持ちはますます尊大になり、庶民は将来に希望が持てない生活に陥ってしまった。
社会が生産する富の全体量は、だいたい決まっている。その富をかつては、日本国民は分け合っていたが現在、大金持ちはこれが弱肉強食の資本主義社会だと言わんばかりに、今のうちとばかりに儲けに儲けている。その意味で大金持ちには、明日はないのである。
「儲けられる今のうちに、儲けるだけ儲けておく」。これが、日米大資本家階級の目下の信条である。
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