http://www.asyura2.com/10/lunchbreak40/msg/424.html
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243 :無党派さん:2010/07/07(水) 15:30:53 ID:S3lwNpGG
ここぞとばかりに国民新党叩きに来ました。
http://www.asahi.com/paper/editorial20100707.html
ゆうパック遅配―民営化の原則に立ち返れ
お粗末な失態の陰に、大切な顧客や働く人々への配慮を欠いた経営ぶりがうかがえる。民営化の流れを押し戻そうとする
「郵政見直し」や、官僚体質と無縁ではないだろう。
あるいは、金融分野の拡大を目指す経営陣が「本業」の郵便や物流をおろそかにしてきたせいではないか。
日本郵政グループの宅配便「ゆうパック」で大規模な配達の遅れが発生した。本業の物流サービスを再建する大事な一歩となるべき
日本通運との宅配便事業の統合が、出足からつまずいたことになる。
統合に伴って現場の従業員を減らしたところに、お中元シーズンや参議院選挙といった事情が重なって、取り扱い個数が大幅に増えた。
その結果、大都市周辺などの集配拠点で荷物をさばき切れなくなり、遅れが遅れを呼ぶ悪循環に陥った。
経営陣の対応には、あきれるほかない。遅れが発生しても高をくくり、応援の手配も遅れた。ネット通販が広がり、宅配便の生き残り
競争は配達時間の細かさや正確さにかかっている。ゆうパックは、統合を機に配達時間を細かく指定できるサービスを始めた矢先だった。
イメージダウンは大きく、顧客離れも招いている。
(続く)
245 :無党派さん:2010/07/07(水) 15:32:08 ID:S3lwNpGG
>>243より
そもそも統合に伴う混乱などのリスクをどれだけ警戒していたのか。事業は統合するが、時間や費用のかかるコンピューターシステムの
統合や設備の共通化は後回しにした。そのうえ、現場の社員が切り替えに慣れるための訓練やテストがおろそかだったという指摘が相次いでいる。
厳しい競争の中で顧客の信頼を財産にするしかないサービス業としては、あまりにも危機感が薄かった。現場の実情を把握せず、
トップの上意下達で乗り切ろうとする「官業」意識がうかがえる。こんな調子では、競争力の強化など夢のまた夢だろう。
郵政と日通の宅配便統合は、西川善文・前社長の時代だった2007年10月に打ち出されたが、迷走した。合弁会社を作って
日通が事業を移管したものの、総務省の認可が下りず、郵政側は中途半端な形で事業を続けて1千億円近い累積損失を招いた。
昨秋就任した大蔵官僚OBの斎藤次郎社長は、郵政官僚OBの鍋倉真一氏を郵便事業会社の社長に起用。最終的に
郵政が合弁会社の宅配事業を吸収した。赤字垂れ流しを早く止めるため、内部の異論に耳を傾けず繁忙期のただ中での統合を強行した。
先の国会で廃案になった郵政見直し法案では、郵便や物流事業の不振を補うためにも、銀行や保険など金融分野の拡大が当然とされていた。
今回の事態は、金融重視と官業回帰ムードを改め、本業と民営化の大原則に立ち返るべきことを示している。
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