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野球賭博 「大胴元」10組織、暴力団が運営 胴元が証言
7月2日2時31分配信 毎日新聞
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野球賭博のハンデなどを掲載した携帯サイト。「05」や「1半2」はハンデを意味するという
大関・琴光喜関(34)=佐渡ケ嶽部屋=への恐喝事件を機に、暴力団の関与する野球賭博が明るみに出た。大阪でも野球の独立リーグの選手8人が野球賭博をしたとして解雇され、一般社会への浸透ぶりをうかがわせた。大阪を中心に野球賭博の「胴元」をする40代の男性が、大阪市内で毎日新聞の取材に応じ、「賭博汚染」の実態を証言した。
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男性によると、プロ野球の試合結果を対象にした賭博はピラミッド型の構造で運営される。頂点は「大胴元」。中規模、小規模の各胴元が連なる。男性は中規模の胴元でオーナーに雇われ、暴力団とも親交が深いという。
大胴元は全国に10組織ぐらいあり、男性は「すべて暴力団」と断言する。中規模の胴元は100〜200、小規模は1000以上という。客を管理して賭け金の集配をする役割の人は「中継」と呼ばれ、胴元の下に位置している。賭け金は1口1万円。胴元は負け客の賭け金を没収し、勝ち客に払う勝ち金の1割を寺銭(てらせん)として徴収する。
警察の捜査を逃れるため「銀行口座は使わず現金回収が基本。大胴元や中継とのやり取りはすべて『飛ばし』(偽名契約)の携帯電話を使う」と言う。かばんを開いて約10台の携帯電話を見せた。
男性は1週間に5000万〜6000万円の賭け金を扱う。プロ野球の試合の少ない月曜日が清算日で主に中継から金を集める。「不況に加えて貸金業の規制が厳しくなり、金を払えない客が増えた。胴元は以前ほどもうからない」
野球賭博のギャンブル性の高さは、チームの強弱を踏まえた「ハンデ」が一因。A対Bの試合で1のハンデがつくAに賭けた場合、Aが1点差で勝っても賭博上は引き分け。2点差以上なら勝ちになる。実際のハンデは更に複雑だ。
サラリーマン、公務員から芸能人、プロスポーツ選手まで客層は幅広い。1週間で5000万円失った客もいるという。「相撲やサッカーW杯(ワールドカップ)も賭け対象。大金を賭けた試合を見る高揚感は病みつきになる。業界がなくなることはない」
男性のオーナーは違法カジノ店も営むが、大相撲の大阪場所になると、ある親方が「力士を遊ばせて」と頼んでくる。多くの力士がカジノ店に入ると目立つので、マンションの一室を用意してトランプの出札の数を競うバカラ賭博をさせているという。男性は「角界と違法賭博との深いかかわりは常識。いつか社会問題になると思っていた」と話した。
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