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小沢氏は菅氏消費税発言にカンカン
第22回参院選が24日、公示され、各党党首、候補による熱戦の火ぶたが切られた。民主党の小沢一郎前幹事長(68)は応援先の山梨県で、菅直人首相の消費税引き上げ発言に不満の“第一声”を上げた。菅氏が「54議席プラスアルファ」と定めた目標数にも「常に過半数(60議席)を目指すのが政党の筋道だ」とご立腹。党内で脱小沢体制が進む中、しばらく静かだった小沢氏が選挙戦初日に“反菅”発言を解禁した。改選121議席に438人が立候補し、7月11日に投開票が行われる。
小沢氏は、盟友輿石東参院議員会長の地元山梨県の山あいにある身延町の「ほたるの里」で、第一声をあげた。「選挙は川上から」の持論通り。気温30度近い暑さの中、地元住民30人の前でビールケースの上に立ち、どぶ板演説を始めた。「参院で民主党は過半数を持っていない。過半数をいただき、理想を実現したい」「輿石さんと気持ちは1つ。選挙は投票箱をあけるまで分からない。失敗は許されない」と引き締めた。
参院民主党を仕切る輿石氏の当落は、脱小沢が進む党内情勢だけでなく、自らの立場も左右する。演説では政治資金問題に触れず、輿石氏とも合体しなかったが、お願いは真剣だった。
“反菅”発言が出たのはこの後。消費税率引き上げ発言に対し「前回の参院選や衆院選では、すぐ消費税を増税することなく行政の無駄を徹底的になくし、財源がどうしても不足するなら議論を始めるというのが我々の主張だった」と指摘。報道陣に「主張が変わったのか」と問われると、「私は変わっていません。あとは政府にお聞きください」と不満そうに話した。
改選54プラスアルファの目標議席も「政党である以上、政権を担うのが最大の目標。常に過半数を目指すのが筋道だ」と突っぱねた。幹事長時代、単独過半数(60議席)以上と繰り返しており、明らかに物足りない様子だった。
小沢氏が、菅氏の消費税発言や目標議席に触れたのは初めて。菅氏には「しばらく静かにしておいた方がいい」と言われたが、消費税率問題は参院選の争点に急浮上しており、黙っていられなかったようだ。
「ほたるの里」を後にした小沢氏は、恩人の金丸信・元自民党副総裁の墓がある慈眼寺を訪れた。「毎年1度来ていたが、去年は総選挙で盆休みもなく行けなかった」という。恩人と盟友ゆかりの地で参院選遊説を始めた小沢氏は、今後も、親小沢候補を中心に応援に入る。複数候補擁立の選挙区では、親小沢VS反小沢で身内が対立するケースもある中、菅氏と距離を置いた小沢氏の発言は、波紋を広げそうだ。【中山知子】
[2010年6月25日8時52分 紙面から]
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