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どうも腑に落ちない【鳩山を辞任に追い込んだマスコミの「世論調査」は何だったのか】二見伸明(THE JOURNAL)
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/682.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 6 月 17 日 11:50:03: twUjz/PjYItws
http://www.the-journal.jp/contents/futami/2010/06/post_21.html
どうも腑に落ちない
どうも腑に落ちない。自民党政治に終止符を打ち、新しい政治をつくることに賛成の私にとって、民主党の支持率がV字型に回復し、菅内閣の支持率が軒並み、60%を超えたことは歓迎すべきことではある。だが、本能が私に、「何か変な感じがする」と囁きかけてくる。
鳩山総理と小沢幹事長のダブル辞任の理由は「普天間」による支持率の低下のはずだった。それだけに、菅総理が容認した「日米合意」に、「世論調査」がどう反応するのか、興味津々だった。ところが、10日の朝日新聞では「評価する」49%,14日の日本テレビでは、55.2%が「支持」であった。読売、毎日は、「世論調査」の設問にもしていなかった。鳩山を辞任に追い込んだマスコミの「世論調査」は何だったのか。鳩山が「迷走」したから「普天間」には反対したが、シャッポがかわったから、「賛成」するというのであれば、「世論調査」は、本来の目的である政策の中身の評価ではなく、その時々の気分で左右される、信憑性の薄いものでしかない。「世論調査」の数字を冷静に考えると、鳩山は「普天間」で辞任する必要はなかったと思う。
小沢一郎の幹事長辞任に関連して、読売は「枝野幸男の幹事長就任」について「評価する」64%、「評価しない」15%、「小沢前幹事長とは距離を置く議員を起用したこと」を「評価する」76%、[評価しない]15%で、朝日も同趣旨の「枝野幹事長就任」を「評価する」58%、「評価しない」16%であり、脱小沢人事についても「評価する」60%、「評価しない」16%だった。
毎日新聞では、「小沢の幹事長辞任」を、81%が評価し、18%が評価しないと回答し、日本テレビの調査では、「小沢幹事長辞任でけじめを付けたと思うか」という質問に「つけたと思う」が23.8%,「つけたと思わない」68%である。マスコミ各社はこれらの調査結果を見て、「世論」は、「菅内閣が脱小沢を鮮明にしたことを評価し、内閣支持率が急上昇した」と報じた。自民党の谷垣総裁の弁「菅総理が小沢を抵抗勢力にして、支持率を回復した」も、あながち、的外れではない。とにかく、「世論調査」の数字の濫用がうさんくさい。
■にもかかわらず小沢支持は大きい
しかし、毎日新聞の「小沢幹事長辞任」を「評価しない」18%,日テレの「幹事長辞任でけじめをつけたと思う」23.8%,という数字、また、読売、朝日の、間接話法的な「脱小沢」を肯定させようとするかのような質問に対し、それぞれ、15%、16%が「評価しない」としている。この数字をどう解釈すべきなのか。単純に比較すると、誤解を招く恐れがあるが、小沢を「肯定」または「支持する」する勢力が、自民党の支持率を上回る20%前後あることは、留意していたほうがいい。「小沢バッシング」の嵐にもかかわらず、有権者数では1500万〜2000万人が小沢を支持していることになる。
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