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国民の創意工夫を引き出し、国民生活に希望を与えるのが政治だが、今回の菅直人内閣所信表明演説には、その理念が感じられない。
利用できるものは、何でも利用するプラグマティックな発想であり、このような思想が、これから日本社会に蔓延していくのではないかと危惧する。
昨年9月に樹立された政権が掲げた「民意に従い、国民の負託に応える」視点が、希薄になっている。
一番目の民意は、沖縄県民の負担軽減、また全国・全世界に米軍基地を拡散・深化させないための米軍普天間基地完全閉鎖・完全撤去であり、これで米国と交渉する気概すら、所信表明演説からは感じない。
二番目の民意は、「政治とカネ」究明であり、所信表明演説でのまるで他人事のような、「臭い物に蓋」は、「市民運動家」とはとても思えない。
ただ今回の菅直人内閣所信表明演説で、極めて注目すべき観点が述べられているので、ここに特記する。
それは、「行政は従来の行政機関や、公務員だけが担うのではなく、地域の住民が教育や子育て、街作り、防犯・防災、医療・福祉、消費者保護などに共助の精神で参加する」下からの視点である。
住民が生活を作っていく、この観点である。
もし菅直人内閣が、本気でこの観点に取り組めば、日本は新しい方向性を見出すことが出来る。
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