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角栄がオールドパーを浴びていた時は、検察・マスゴミの信用が有り、今の小沢氏には百万単位の理解者がおり、永遠のキーマンです
http://www.asyura2.com/10/lunchbreak39/msg/418.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2010 年 6 月 10 日 16:04:31: 4sIKljvd9SgGs
 


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田中角栄が政治への意欲を失った時と同じ状況か。(Aobadai Life)
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/266.html
投稿者 旅烏 日時 2010 年 6 月 10 日 15:39:03: SWN/9Stw90kzo

田中角栄が政治への意欲を失った時と同じ状況か。
2010年06月10日(木) 06時28分12秒
http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10558926266.html (全文転載)


「飲水不忘掘井水」

(中国人は)水を飲むときに井戸を掘ってくれた人の恩を忘れない


中国は、日中国交回復に尽力をしてくれた田中角栄という政治家に、
最大限の敬意をもって接しており、
ケ小平は来日のたびに目白を訪問して、
失脚後の田中角栄に挨拶に訪れているほか、

92年の田中角栄の訪中時には、国賓級の最大限の歓待を行った。


晩年の田中角栄は、自分の感情をコントロールできなくなっており、
中国からの要人訪問や、20年ぶりの訪中時に、
泣き崩れている様子が、映像に残っている。


中国の田中角栄に対しての敬意というのは、
政治的な駆け引きをおいて、
なんというか、アジア的であるなという思いもあり、


私たちも、マスコミのレッテルにのって、
「金権政治家」だと、口汚く田中角栄をののしるまえに、


彼が築き上げてきた中国との信頼関係を、
感謝をすることも、忘れてはいけないと思う。


1972年の日中国交回復は、冷戦の最中でもあり、
台湾の存在も、考えるとこれはたいへんな決断であった。
いずれにしても、角栄の日中国交回復がなければ、
その後の日中関係は、ソ連との関係、北朝鮮との関係のように、
いまだにギクシャクしたものであり、
ましてや、相互で貿易高が一位になるというような、
劇的な発展を遂げることはなかっただろう。
本当に信頼関係を回復するには、やはり時間がかかるからだ。


さて、私は田中角栄のすべてを肯定するものではないが、


それでも、戦後史の政治家を振り返った時に、
田中角栄は、自立自存の日本を目指した
国民政治家の代表格ではなかったかと思う。


田中角栄より前に、自立自存を目指した政治家となれば、
鳩山一郎や、石橋湛山にまで遡らなければいけないし、
角栄以降で考えると、
橋本龍太郎が多少、意地を見せたということになろうか。
終始一貫して、対米自立の姿勢をみせているのは、
やはり小沢一郎でもある。


結局、角栄は、
中国の油田開発をすることでエネルギーのバランスをとろうとしたり、
ソ連との関係改善も彼なりに目指したりもした。
よって、モスクワでブレジネフ書記長と会談をしたり
中国との国交回復という偉業を成し遂げたり、というわけだが、


今も当時も変わらない気もするが、
やはり、アメリカにとっては、属国の日本の首脳が、
アメリカを飛び越えて、大国との外交を進めることをよしとせず、
ロッキード事件という謀略を仕掛けて、
つぶしたことは、当時のキッシンジャー国務長官も後年、取材で認めているし、


日本の検察、マスコミを動かして、抹殺を図り、
また、自民党側でも三木首相が自らの内閣の延命を目論んで、
指揮権を積極発動して、田中角栄の政治生命をつぶしたわけだ。


「金権政治家」とマスコミにレッテルを貼られ、
表舞台での活躍の道が閉ざされた角栄はある種の院政ということで
田中派による派閥政治を強化する。


中曽根政権も当初は「田中曽根内閣」と言われ、
官房長官にも、田中派の後藤田を送り込んだわけであるが、


考えれば、この頃から日本の政治構造は歪みを生じはじめたのかもしれない。


中曽根は親米ではあるが、
彼なりに自立自存の日本を目指そうともしたのだろうが、
後ろ盾の一人が、CIAと癒着した読売新聞グループの総帥のナベツネであり、


結局、自立自存の日本を目指したところで、
アメリカの要求を丸呑みさせられ、軍事マターは当然だとしても、
その後の経済条件の要求など、もはや交渉さえ難しくなっていくのか。


中曽根政権の時は、「日米貿易摩擦」と、
まだ「摩擦」という状況をつくれる外交力が日本にはあった。
しかし、橋本の失脚、小渕の突然の謎の死を経て、
コイズミ首相になってからは、アメリカの完全な傀儡になってしまい、
これは政治だけでなく、マスコミもそうなんだけれども、


日本は米国債を円安の最中、買わされつづけ、
国内の法改正も、内政干渉を受け続け、
「年次改革要望書」という指令書の下、
アメリカのネオコン、新自由主義者にとって有利な形に歪められ、


今のようにどうしようもない状況になってしまった。


私はこういう田中角栄の失脚や、中曽根の立ち回りや、
ナベツネ(当時から君臨している)の存在、
90年代以降、台頭してきた売国派の官僚や、
または、新自由主義の果実を手にしようという、
経営者としての倫理観を失った経団連をみると、


なんとも、今の日本は複雑骨折した状態だな・・と思う。
相当に、この構造は深刻である。


よって、政治史の流れをみても、
菅が自らの野望のために、小沢を裏切って、
アメリカや、マスコミ、官僚の後押しを受けて、


民主党内のネオコン派、新自由主義者たちと、
野合政権をつくったことも、歴史の必然といえば必然か。


閑話休題、


かなり話はそれたが、もとに戻る。


アメリカや、検察、マスコミにつぶされても、
それでも、負けなかった
田中角栄が、最終的につぶされてしまったのは、


1985年2月7日に、竹下、金丸を中心に、
田中派の幹部たちが「創政会」(竹下派)を旗揚げしたことだ。
小沢一郎もその裏切りの輪の中にいた。
(ただし、小沢はその後、裏切ったメンバーの中では、
 唯一、田中から許され、
 毎年命日には角栄の墓を参拝している。
 だから、田中眞紀子との関係も良好である)


角栄は、自身は、佐藤栄作に許されて田中派を立ち上げたのに、


まるで腹心や、弟子、仲間たちに完全に裏切られる形で、
自らが失脚する様子に激怒と、落胆を繰り返し、
朝からウイスキーをあびるほどに飲んで、
竹下派の立ち上げから三日後に、脳梗塞で倒れてしまった。


角栄が政治への意欲を失ったのはこの時である。


さて、


アメリカからの属国からの脱出を目指し、
自立自存の日本を目指し、独自路線を歩もうとした瞬間に、
「虎の尾を踏んだ」とされて、アメリカからつぶされる。
その手先としては、検察と、マスコミ。
マスコミについては、CIAに取り込まれているから、
当然といえば当然か。


菅政権はそのうち普天間問題も、政治問題として扱わなくなり、
官僚改革も不十分なまま、財務省の思惑通り、消費税増税に舵をきるだろう。
そして、増税にあえぐ、日本の内需はますますシュリンクするだろう。


いつのまにか、菅政権の中心には、
小沢一郎と反目してきた仙谷と、枝野が居座って、
新自由主義者の玄葉光一郎が成長会長入りした。


おそらく、郵政民営化反対を唱え続けてきた
国民新党も連立から外され、


参議院選挙後は、みんなの党と、「民みん連立政権」が樹立される流れだ。


そして本質的な官僚改革なんて絶対にしないだろうし、
これはそもそもアメリカが望んだ政権の形だろう。


マスコミ改革もしないし、日米密約もこれ以上明らかにならない。
普天間問題も、マスコミは報道を制限され、ニュースにのぼらなくなるはずだ。


既得権打破と、日本の刷新を求め、小沢一郎を支持する有権者の中には、
それでも、小沢一郎は強いから、再び先頭に立って戦ってくれる
という希望的観測をもっているが、


はたして、それはどうだろうかと、私は考えている。


幹事長退陣後もそうだったが、
昨日、久しぶりにカメラの前に姿をあらわした
小沢一郎は、明らかに気力を失って、苦悩している人間の顔だったし、


皆さんの前に出るのは「最後」だと、マスコミに繰りかえす。


菅直人や、民主党内の同志の裏切りに怒りを覚えるとともに、
とはいえ、参議院選挙での仲間の勝利を考えると、
何もいえずに、ただひきこもるしかないのだろうなと思う。


結局は、田中角栄がオールドパーを連日浴びるように飲んで、
脳梗塞に倒れたときも、仲間や側近に裏切られたことが原因で、
政治にやる気を失ってしまった。


小沢も、あのときの田中角栄と同じ心境なのだろうか。
そうであれば、もう立ち上がることはできないのかもしれない。


やはり、われわれ有権者が、小沢に頼りすぎるのではなく、
今度は逆境にある小沢一郎を助ける方法を、何か考えなければいけないと思うが。
 

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