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上京で離れても電話するよと旅立つ少年が言う。「守れそうにない約束はしない方がいい」と、少女が凜(りん)とたしなめる。25年前にヒットした「卒業」の一節だ。歌った斉藤由貴さんは10代だったが、作詞の松本隆氏は団塊世代に属する。
▼都会の華やぎに恋人を忘れる「木綿のハンカチーフ」。彼女の手を握ろうとしない「赤いスイートピー」。繊細だが内気でやや頼りなく、誠実さが逆に不安を招く。描く男性像は共感を呼んだ。貧しいカップルがいたわり合う「神田川」の喜多条忠氏、受け身の青年像が新しかった作家の村上春樹氏らも同世代だ。
▼社会学者の見田宗介氏らによれば、団塊世代は当時、泰平ムードと呼ばれた1960年代前半に感受性の鋭い思春期を過ごした。青年期には米国もソ連も理想と見なさない「夢」の社会も追求。石油危機など時代の転換点を経て生んだ「やさしさ」というキーワードは「20年にわたる流行語」(見田氏)になった。
▼首相も団塊世代。「守れそうもない約束はしない方がいいです」。そう助言する人はいなかったのか。夢とやさしさだけで権力は扱えない。しかし取って代わるべき下の世代もまだ心もとない。「団塊が機関車になって走る役割は終わった。下の世代がけん引していかなきゃ」。松本氏は雑誌の取材でそう語るが。
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