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米中経済戦略対話の光景:日本は給油地(ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報)
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投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 5 月 27 日 21:35:43: twUjz/PjYItws
http://amesei.exblog.jp/11177660/
2010年 05月 25日
米中経済戦略対話の光景:日本は給油地
アルルの男・ヒロシです。
日本では、ほとんど話題になっていないが、ヒラリー・クリントン国務長官は中国を訪問し、上海と北京を訪問していた。
その目的は、ブッシュ政権時代から始まった、米中経済戦略対話に参加するためである。
この際には、クリントン国務長官だけではなく、ティモシー・ガイトナー国務長官をはじめ、ゲイリー・ロック商務長官、そして中央銀行総裁である、ベンジャミン・バーナンキFRB議長まで参加している。
中国側も胡錦涛国家主席が対応、事実上の金融大臣である王岐山・副首相も登場した。中国系のロック商務長官は次のリーダーである李克強とも会談した。
WSJには米中の会議におけるトーキングポイントがまとめてある。
これによれば、米国側は「環境企業への中国の進出を支援せよ」、「イランと北朝鮮問題で連携せよ」、「自国企業重視のイノベーション政策はやめよ」という要求を掲げ、中国側は「米国債の価値を維持せよ」、「対中制裁通商法をやめよ」、「ハイテク製品の対中輸出を解禁せよ」、「あまり中国にあれこれ指図するな」というもの。
胡錦涛国家主席は、すでに演説で「通貨政策を改革する」と米側に表明している。今回も人民元切り上げを一方的に米側が要望することはないようだ。
ガイトナー財務長官は北京市内でバスケットボールの試合に参加するという親善パフォーマンスに興じ、クリントン国務長官は、上海万博に参加した。
イラン問題や北朝鮮問題で両国は意見も食い違うが、米中衝突というシナリオはしばらく訪れそうもない。それを期待しているのはペンタゴンであり、この点では国務省も及び腰だ。防衛産業を担うボーイングの演壇を見れば分かるように米中の産業の利害が分かち難く結びついている。
今回の訪中団には200名からなる人員が同行したそうだ。これでは米国も小沢一郎・幹事長の600人中国使節団を批判できまい。
財界人の名前は具体的には分かってきていないが、とりあえずクリントンと同行していた、カート・キャンベル国務次官補の顔(というか、ストライプの入ったの目立つスーツ姿)が確認できたほか、国家安全保障会議のアジア上級部長のジェフリー・ベイダーの顔も確認できた。
これではとても冷戦どころではない。米中対立論には現段階では無理がある。日本はこれをふまえて安全保障戦略を決めていくべきでしょう。鳩山首相の「東アジア共同体」の構想は根本的には間違っているわけではない。
それにしても、クリントンの3時間訪問といい、帰りがけのバーナンキの日銀講演会といい、メインディッシュが中国になっているということにまだ気が付いていない日米同盟主義者が多いのは困ったものだ。日本は給油地でしかない。
<参考記事>
MAY 24, 2010, 9:30 P.M. ET
China's Hu Pledges Exchange-Rate Reform
U.S. Welcomes President's Reference to Currency Regime as Beijing and Washington Seek Common Ground in Discussions
===
新華社の特集ページ
http://news.xinhuanet.com/english2010/special/2010-05/21/c_13306543.htm
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コメント
01. クマのプーさん 2010年5月27日 21:58:20: twUjz/PjYItws: djpZdape8A
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投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 5 月 26 日 23:54:51: twUjz/PjYItws
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