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米軍普天間基地問題で、アメリカがもっとも怖れることは、沖縄県民を含めた日本国民の米軍基地撤去運動が盛り上がること。
http://www.asyura2.com/10/lunchbreak38/msg/239.html
投稿者 高原レタス 日時 2010 年 5 月 14 日 08:30:34: YfLz9uCibEWek
 

 レーニンの理論に拠れば第一次・第二次世界大戦は、帝国主義列強間の金融的・物的支配権益を巡っての、帝国主義列強間の戦争だった。
 その帝国主義列強の闘いに勝利したアメリカの支配者が、第二次大戦後復活した日本を怖れる最大の点は、かつてのように日本の支配者がアメリカの支配者に軍事力、経済力等々で再びアメリカに闘いを挑むことである。
 日本がアメリカに反抗するのを抑圧するために、アメリカは軍事面においては日本領土に米軍基地を設置し、日本の海域には第七艦隊を配備し、空からは軍事偵察衛星等が24時間、日本国内の動きを監視している。
 それらの軍事配備の最大目的は、日本が再びアメリカに反抗しないためであり、もう一つはアメリカの支配者が、アジアを支配するためである。
 今回の沖縄米軍普天間基地問題で、アメリカがもっとも怖れることは、沖縄県民を含めた日本国民の米軍基地撤去運動が盛り上がり、日米支配者が従来通り自分たちの思う通りに、日米関係を運営できないことである。
 米国支配者は今回の米軍普天間基地問題が、大規模な反米軍基地闘争に転化し、日米支配者の権益が侵害されることをもっとも警戒している。
 逆に言えば、現下の米軍普天間基地問題決着の鍵を握るのは、日本国民の平和への大きな運動なのであり、この運動の盛り上がりこそが、日米両国政府及び、その裏にいる日米支配者階級の姿勢を米軍普天間基地完全閉鎖・完全撤去へと向けることが出来る。  

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