01. 2010年5月04日 04:14:36: G60L6pDNzg 『20世紀少年』を見た。日テレ開局55周年の記念映画らしい。 全3部作の暗示的な、素晴らしい出来栄えである。 さすがに、日本の誇れる映像技術を駆使した、感動的なドラマである。だが、なぜ、このテーマを用いて、しかも、日テレが、この映画を 作ったのか、に、考えさせられた。 同様のテーマの映画に、『イーオンフラックス』や『Vフォーヴェンデッタ』、 『マトリックス』などがあり、将来、いわゆる「新世界秩序」が実現し、 世界が「動物農場」化した場合の、人類の未来について描いているわけだが、 55年間も、その主導勢力の手先となって、日本民族の洗脳のために多大な 役割を果たしてきた首謀者である日テレが、このような映画を製作したことに 大いなる違和感を感ぜずには、おれなかった。 アリバイ作りのためか、言い訳のためか、その深い意味はわからない。 ただ、日テレに関わってきた日本人ほど、<売国>と<愛国>の狭間で、 苦悩してきた日本人は、いなかったのではないか、とも思った。 結論を言えば、今日の日テレおよびゴミウリグループは、 この国における最大の<売国組織>の一つで、半世紀以上も、 よくもよくも、日本民族洗脳のために、世界権力に奉仕してきた ゴロツキ集団であろうか、との嫌悪感と憤りをぬぐい去ることはできない。 渡辺恒男(ナベツネ)という男は、果たして、日本人なのだろうか、 との疑惑を、永久に消し去ることはできず、『20世紀少年』程度で、 お茶を濁してもらっては困るのだが、映画自体は、いい出来栄えだ。 同様に、電通ほど、戦時中に、もともと満洲で諜報や研究に当たってきた 人々の系譜を受け継ぎながら、今日、あれほどの<巨大売国組織>となった 会社は、他に無いだろうとも思うし、内部的には、ゴミウリグループ以上の、 <売国>と<愛国>の葛藤の中で、前者を選択するに至ってしまった会社も、 他にはないだろうと思う。 日テレと電通の老諸氏にお願いしたいことは、 「我いかにして売国人間になりしか」についての自叙伝を、 死ぬ前に、是非、日本国民に著してから旅立っていただきたい、 ということである。 皆さん方の苦悩は、尋常のものではなかったと拝察するし、 だからこそ、残される日本民族への遺言として、 是非とも、残していただきたいと願う。 しいては、それが、ささやかな「免罪符」になるのではないか、と思う。
|