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【日経、冤罪を繰り返さないために】(嘘と出鱈目だらけの日経ハゲタカ新聞が、まともな社説を書いています) http://www.asyura2.com/10/lunchbreak36/msg/623.html
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE2E6E5E1E4E0E4E2E0E5E2E1E0E2E3E28297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D 無期懲役刑を確定させた最高裁まで3回の裁判と、最初の再審請求裁判とで、誤判は計4度続いた。ようやく真実に光が当てられたのは再審請求の抗告審(東京高裁)で、元の裁判の有力証拠だったDNA鑑定をやり直した結果だ。 しかし、誤判の最大の原因は、精度が低いうえに判定手法にも疑問のあった、当時のDNA鑑定を過信したことではない。「自白は証拠の王」とする古い発想から抜けきれない捜査と裁判のあり方が、無実の人に罪を着せたのである。 捜査官は、精度の貧弱なDNA鑑定を菅家さんに突きつけて虚偽の自白をとった。法廷で自白を翻すと、検察官が拘置中の菅家さんを取り調べ自白を維持するよう迫った。この取り調べは、今回の無罪判決で違法と断じられている。 裁判官は、自白を翻した法廷での言葉よりも捜査官が作った自白調書を信用し、DNA鑑定を、精度が低いのを承知のうえで、自白の信用性を支える証拠として評価した。 再審の裁判では、取り調べを録音したテープが証拠になり法廷で再生された。それにより「明らかとなった、当時の取り調べの状況」を、無罪判決は、自白調書の信用性を減殺するものと認めた。 この事件は現在なら、裁判員裁判の対象だ。取り調べの実情など知らない裁判員に、捜査官への自白と法廷での否認のどちらを信じるかを決めてもらう場合、自白を得た取り調べの様子が分かる資料は不可欠の判断材料だ。取り調べを録音録画する「可視化」は、裁判員に誤判の重荷を背負わせないよう、早く実現させなければならない。 最近、警察庁の管理するDNA型記録システムに誤情報が登録された失態があった。警察がDNA検体を取り違えたのが原因だった。そんな雑な物証の扱いをしていては、自白に頼らない犯罪捜査など望めない。 冤罪を繰り返さないために、捜査当局には「可視化」を受け入れる意識変革と、捜査手法の改革が要るのではないか。 div/div.JSID_key_html
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