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【chokugen「ロッキード事件の総括をすべきだ」】(ハゲタカのパシリ中曽根断罪こそ「戦後政治の総決算」です)
http://www.asyura2.com/10/lunchbreak35/msg/146.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2010 年 2 月 14 日 17:09:49: 4sIKljvd9SgGs
 

http://web.chokugen.jp/hirano/2006/08/24_cc84.html
2006.08.09
第24回「ロッキード事件の総括をすべきだ」
 7月25日の「直言」で、私の著書『ロッキード事件 葬られた真実』の刊行について紹介させてもらった。今年の7月27日、ロッキード事件で田中角栄元首相が逮捕されてから、ちょうど30年という歳月が過ぎた。一部のマスコミでそれなりの企画が行われたが、驚くべきことに問題の本質を究明するものはなく、当時の三木・中曽根政権の評価をしたり、司法・検察のあり方を立派だったと誉めるものばかりだった。
 ロッキード事件の風化というより、日本の論壇の知的風化の深刻さに驚かされた。折しも、自民党総裁選挙が安倍晋三氏の圧倒的優勢の中で、自民党政治のもっとも悪い部分の議論が放置されている。これと共通の問題があり、この国の政治も社会も変わりようがないのか、と暗い気持ちが続く毎日である。従って、私の著書の売れ行きもあまりよろしくない。
 その中で、8月5日の朝日新聞夕刊社会面で、「ロッキード事件での児玉証人の喚問見送りが、謀略であると、平野氏が舞台裏をつづった著書が出版された」との紹介記事が出た。記事の内容については関係方面に気をつかったものだが、私としては有難いものだった。また、週刊朝日が8月11日号で「30年前に葬られたロッキード事件の真実」として報道してくれたことに感謝している。
 改めて、ロッキード事件の問題点を述べておく。最重要人物である児玉誉士夫氏の国会証人喚問は関係者によって握りつぶされた、というものだ。児玉証人が前尾繁三郎衆院議長(当時)に、出頭拒否のため提出した「診断書」に疑念をもった国会側が、医師団を派遣して確認に行く前、児玉氏の主治医が強い睡眠作用のある注射をした可能性が強くあり、これに関係する問題が究明されなかったことである。
 国会医師団の派遣に関わっていた私としては、医師団派遣を協議する以前に、児玉氏の主治医が睡眠作用の強い注射を打った可能性があると証言する関係者がいたので、この問題を看過できないとして問題にしたのである。児玉氏の証人喚問が行われていたなら、事件は全く違う展開を見せていたと思う。児玉ルートといわゆるP3C等の対潜哨戒機導入など、日本政府に直結する問題が解明できなかったのは、児玉喚問の実現がなかったからである。
 児玉誉士夫といえば、政界では中曽根康弘という政治家を抜きにして語れない。中曽根氏は、事件当時自民党幹事長であった。三木武夫首相(当時)の下で政権運営を取り仕切っていた。私は事件発覚直後、児玉氏の証人喚問をよく中曽根幹事長が了解したものだと不思議に思った。もしかして、初めから病気を理由に児玉喚問は行わない方針ではなかったか、という疑いを私はいまでも持っている。
 中曽根氏に対する国民の疑惑は消えることがなかった。将来のことを考え、事件の捜査が終了し、裁判の段階となった昭和52年4月に衆院ロッキード問題に関する調査特別委員会の証人喚問に応じる。その喚問の方法が、まったく国民を愚弄するものであった。中曽根派の家老格である原健三郎委員長(当時)のもと、しかも与党代表の証人尋問を原委員長が兼ねて行うという、異常な運営で国民の目を誤魔化した。
 ロッキード事件で、中曽根康弘という政治家が、どのような役割を持っていたかについては、戦後政治史の中で検証されなければならない重大な問題である。マスコミ論壇も学者も、これから逃げていることが、日本の政治が新しく変われない原因だと確信している。

2006.08.09 記事 | 個別ページ

コメント
小泉政権を誕生させた中曽根の悪事を暴いてください。

そもそもあの中曽根が日本を米国の「不沈空母」にしたことを思うと、岸、佐藤、中曽根、小泉、安倍と、売国奴政権の悪の枢軸の一人であるにもかかわらず、最近は偉そうに小泉には思想がないなどとぬかしています。現政権が史上最低最悪の政権であることはいうまでもないことですが、自分がその政権の生みの親のくせに、「いまさらなにを言ってるんだ!!」と言う感じです。

岸も佐藤も中曽根も小泉も安倍も、みんな同じ穴のムジナです。自己保身のために日本を米国に売って恥じない売国奴です。

本の売れ行きが芳しくなくても、歴史の真実を伝える平野さんの勇気と志は、同じような思いを抱いている人々の心に届くことでしょう。

これからも、悪事を働きながらなにごともなかったような顔で国民をだまし続ける権力者には、ペンの力で徹底的にやっつけてください。

投稿: A | 2006.08.10

平野先生、始めまして。『ロッキード事件 葬られた真実』拝読させて頂きました。日本にまだこんな勇気ある政治家がまだいたのか、と私の無知を恥じました。参加している議論サイトに注目ブログ紹介コーナーができましたのでそちらに紹介投稿したものをトラックバックさせていただきました。書評コーナーもできましたので、『ロッキード事件 葬られた真実』の紹介も書きたいと思っています。こんごともヨロシクお願いします。

投稿: 山澤貴志 | 2006.09.04

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