投稿者 小沢内閣待望論 日時 2010 年 2 月 01 日 08:26:43: 4sIKljvd9SgGs
2010/02/01(月) 01:59:24 ID:Lh3BEaKP
話題を呼んでいたアップルのタブレット端末iPadが27日、発表された。ほぼ予想どおりで、
iPhoneを4倍に拡大したような感じだ。ソフトウェアもiPhone用アプリケーションがすべて
動くので、日本でもソフトバンクが対応するだろう。問題は端末ではなく、iPadで読める
本が日本にほとんどないことだ。
アメリカの出版社は、アマゾンの電子端末「キンドル」による配信を積極的に進めており、
昨年はAmazon.comでの電子書籍の販売部数が紙の書籍を上回った。iPadにもNYタイムズ、
マグロウヒル、サイモン&シュースターなど大手の新聞・出版社がコンテンツを提供する
予定だ。ところが日本では、キンドルも端末(英語版)は発売されたが、本は(一部のマンガ
を除いて)読めない。アマゾンは日本の出版社と交渉しているといわれるが、難航している
ようだ。 iPadについても同様の交渉が行なわれているが、いつ話がまとまるかわからないという。
「日本でやろうとすると、取次(出版の卸売業者)を通して出版社のコンセンサスを得な
ければならない。(一部中略)
日本の出版業界は委託販売という特殊なシステムになっているため、取次が流通を支配
している。取次にさからって取り扱い部数が減らされると、中小出版社は苦境に陥るため、
独自には動けないのだ。大手出版社は21社でアマゾンに対抗するグループを結成するが、
彼らが配信システムをもっているわけではなく、既存の本との「共食い」を恐れて大胆な
戦略は打ち出せない。このままでは、日米の情報格差は致命的に開いてしまう。
インターネットは、既存のアナログ的ビジネスモデルを破壊する。音楽業界は「著作権」を
盾にとってインターネットを拒否した結果、業界の外からやってきたアップルにネット配信の
ビジネスを奪われてしまった。アメリカの出版社はその教訓に学んで、電子出版をチャンスと
して生かそうとしているが、日本の出版業界は音楽業界の失敗を繰り返そうとしているようだ。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶということわざがあるが、経験にも学ぶことのできない
者を何と呼べばいいのだろうか。
http://newsweekjapan.jp/column/ikeda/2010/01/ipad-2.php
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