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http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20100120/206123/?P=5
田原総一朗の政財界「ここだけの話」
新聞が一斉に小沢批判を強めたのはなぜか
検察のお手伝いでもしているかのような報道を改めよ
では、起訴はいつごろになるのか。通常国会はすでに始まっている。石川議員の拘留期限を延長することはできない。期限切れは2月5日ごろといわれている。そのころに、検察は小沢起訴に踏み込むのだろうか。
マスメディアは、こういうときこそ、もっと事実を踏まえた報道に徹すべきである。最近の報道のあり方を見ていると、検察のお手伝いでもしているかのような印象を受ける。
私は決して小沢氏を擁護するつもりではない。民主党幹事長として独裁的な権力をふるい、総理大臣をも動かす小沢氏の政治手法には問題があり、私は以前から小沢問題を指摘してきた。
だがここに来て、「小沢氏は悪い奴だ」という報道が一斉に氾濫し始めている。その報道姿勢は、私には異様に映る。今こそ、メディアは検察のリークに対して慎重に報道すべきだと思う。
田原総一朗(たはら・そういちろう)
1934年滋賀県生まれ。早大文学部卒業後、岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリーランスのジャーナリストとして独立。1987年から「朝まで生テレビ!」、1989年からスタートした「サンデープロジェクト」のキャスターを務める。新しいスタイルのテレビ・ジャーナリズムを作りあげたとして、1998年、ギャラクシー35周年記念賞(城戸賞)を受賞。また、オピニオン誌「オフレコ!」を責任編集。2002年4月に母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講。塾頭として未来のリーダーを育てるべく、学生たちの指導にあたっている。最新刊に「ズバリ!先読み 日本経済」(アスコム)がある。