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2010/01/21(木) 13:42:56 ID:fjVmqiwc
菅家さん取り調べ、当時の録音テープ再生 再審公判
栃木県足利市で1990年に当時4歳の女児が殺害された「足利事件」の再審第4回公判が21日、宇都宮
地裁(佐藤正信裁判長)で始まった。当時の取り調べを録音したテープが再生され、菅家利和さん(63)
を虚偽の自白に追い込んだ密室でのやりとりの一端が明るみに出た。取り調べの録音が公開の法廷で
再生されるのは極めて異例だ。
21、22両日で計4本、約8時間分のテープが再生される。いずれも担当検事による菅家さんの取り調べ
で、確認されたテープを編集せずに流す。22日午後には取り調べを担当した森川大司・元検事の証人
尋問も予定されている。
午前の法廷で再生されたのは、逮捕から2カ月後の92年1月28日、足利事件と、足利市で79年と84年
に起きた別の2件の女児殺害事件(いずれも最終的に不起訴)について、事情を聴いたもの。菅家さんは
この2件も県警の取り調べでは認めたとされる。
84年の事件をめぐる場面では、検事が「本当のところは?」と尋ねると、菅家さんが「やってないです」と
否認に転じた。それまで認めていた理由を「警察は怖いですし」「警察の方でわかっているんだ、と言われ
た」などと説明。だが、検事から何度も念を押されるうちに菅家さんが否認を撤回する生々しいやりとりが
法廷に流れた。
午後には、検事が自白の誘導とも受け取れる発言をしているという92年2月7日、菅家さんが足利事件と
別の2件について明確に否認に転じる同12月7日のテープが流される。22日の第5回公判では、足利
事件で否認に転じた菅家さんに検事がDNA型の「一致」を挙げて否認を撤回させる場面が取り上げられ
る。
弁護団は「『もう何を言ってもだめだ』とやりこめられた。公判で犯行を認めたのもこうした捜査の影響下
にあったから」と主張している。
一方の宇都宮地検の高崎秀雄次席検事は「誘導や暴力は一切なく、任意性は揺るがない」と反論して
いる。(阿部峻介、吉永岳央)
http://www.asahi.com/national/update/0121/TKY201001210200.html