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空中分解寸前のJALだが、今まで真面目に働いてきた現役社員やOB、また零細なJAL個人株主には何の責任もない。むしろ彼らは被害者である。
ではJAL会社を破産させた責任は、一体どこにあるのか。今回の事態の責任は明確に歴代のJAL経営陣と、そのJALを「食い物」にしてきた旧来の政官財癒着構造にある。
この歴代JAL経営陣を含めた旧来の政官財癒着構造の一部は、過去に報道はされてはいるが、国民はそのすべてを知っているわけではない。
そこで今回が、いい機会である。JAL再生の為にも、また日本国再生の為にも、有識者等を交えて「JAL検証委員会」を設置し、JALを「食い物」にしてきた政官財癒着の利権構造を国民の前に明らかにする必要がある。
過去を「教訓」とし、日本国民が未来に向かって生きていく為の方策である。
「かつて彼らは、こんなことを国民に隠れてやっていたのか」と白日のもとに晒さなければ、また同じように旧来の政官財癒着構造の「餌食」とされてきた企業が倒産し、社員や家族や零細企業等が路頭に迷うことになる。
膿は一度出し切り、再生した方がいい。その方が日本国民の将来の為だ。