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2010/01/04(月) 12:10:19 ID:6ndeSsTu
ただ、中医協の新メンバーはすんなりとは決まらなかった。
「長妻さん、本当にしっかりしてほしいところです」。昨年10月12日夜、足立氏や仙谷由人行政刷新担当
相に後任選びを催促する携帯メールが送られた。送り主は、東京大医科学研究所の上(かみ)昌広特任
准教授。長妻厚労相が日医の排除をためらっているのではないか、との危機感がにじみ出ていた。
上氏は全国の勤務医と幅広いネットワークを持ち、足立氏らと医療改革に取り組むグループを作っている。
日医に代わる中医協人事についても相談を受けてきた。
10月26日、長妻氏は足立氏らの意向に沿って、日医の代表3人全員を排除する人事を発表した。
「病院族」。厚労省内には、検討チームのメンバーや上氏らをこう呼ぶ官僚がいる。自民党の族議員や
日医に代わり、自分たちの知らないところで政策に影響力を及ぼしつつあることに対する官僚の警戒感
がそこに表れている。
10年度の診療報酬は昨年12月23日、プラス0・19%と10年ぶりの引き上げで決着した。予算案には
「急性期入院医療におおむね4000億円程度を配分」と異例のただし書きがあった。中医協で決まるはず
の配分を、先取りしたものだ。これにより救急患者を受け入れた病院の報酬が手厚くなる。病院族の勝利
だった。
「彼らはこんなに世の中を動かせるんだと分かってしまったから、今は楽しいだろう。ただ下手をすると、
火遊びになる」。厚労省の幹部官僚はいまいましそうに語った。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100104ddm001010051000c.html