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:2010/01/04(月) 11:51:25 ID:6ndeSsTu
■「水は足りている」
完成を待ち望む地域がある一方で、反対運動が起きている所もある。
宮崎県川南町で建設中の切原(きりばる)ダム。今秋に視察した民主党衆院議員に、河野平治さん(59)
ら農家8人は「なくても水は足りている」と訴えた。
国が96年度からダムと幹線水路などを建設。末端水路や給水栓は県が中心になって造る。ダムは11年
度にも完成見込みだが、末端水路は農家負担があって合意が進まず、出来ているのは全体の1割に満
たない
河野さんは約10ヘクタールで茶を栽培する。「雨の多い土地柄で、水に困ったことはない。ダムは押しつ
けで、税金の無駄」と憤る。
■伸びない使用率
完成しても水利用の少ないダムが30あった。
タバコ産地、青森県八戸市南郷区。道路脇に世増(よまさり)ダムの水を給水するスタンドがある。各畑に
送り、スプリンクラーで散水する計画だった。だが、農家負担のある末端水路は合意できずに未着手で、
農家は車で水を運んでいる。
そのうえ、坂下松男さん(61)は苗の植え付け時に水を注ぐが、タバコは干ばつに強く、ほかは雨で足り
るという。ダムの水の使用率は0.3%だ。
茶の産地、奈良県山添村の上津(かみつ)ダムでも末端水路の整備がほとんど進んでいない。農家は
スタンドの水を農薬の希釈に使う程度で、使用率は3%にとどまる。(黒川和久、天野剛志)
http://www.asahi.com/national/update/1224/TKY200912240003.html