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2010/01/03(日) 10:29:13 ID:mtAslo+g
宮崎市ダム負担 甘い予測 市民にツケ 関連支出、毎年1億3000万円
宮崎市の余計な負担が続いている宮崎県営「田代八重(たしろばえ)ダム」の費用問題は、市による甘い
需要予測のツケと言える。市関係者によると、これに伴うコスト増で、市民が支払う水道料金は概算で
年間850円程度、上乗せされた格好という。県との費用負担の取り決めがある以上、市民がこのツケを
払い続けることになる。
宮崎市のダム負担は、全体の18%の工事負担金とは別に、維持管理費(約690万円)や施設建設を
凍結した取水・浄水場用地の草刈り代(約250万円)などで年間約1100万円に上る。
市上下水道局によると、工事負担金約52億円のうち約18億9千万円は起債が財源。元利償還(返済)
金は約32億円に上り、完済予定は2030年度という。年間1億円を超える償還金やダムの維持管理費
など計1億3千万円は市の水道事業会計から支出されており、市民は水道料金として、こうした費用を
余計に負担していることになる。
国の補助金を受けた補助ダムをめぐっては、国土交通省の有識者会議が10年度、検証基準を示す
予定だ。だが、本体未着工の事業が対象で、田代八重ダムのように既に完成しているものは検討対象
にすらならない。
公共事業に詳しい五十嵐敬喜・法政大教授は「水道用水目的でつくっておいて、全く取水していない
ダムは聞いたことがない」とした上で、「完成したダムでも費用対効果を検証すべきだ」と指摘している。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/143974