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2009/12/29(火) 20:50:07 ID:jbrPltvP
公明党:「小沢シフト」鮮明に 連携への思惑も
鳩山政権の「党高政低」ぶりが明らかになる中、公明党が民主党の小沢一郎幹事長に秋波を送り、「小沢
シフト」を鮮明にし始めた。公明党の悲願、永住外国人への地方参政権付与の実現に小沢氏の力が不可
欠なのに加え、将来の民主党との連携への思惑もうかがえる。
公明党は野党転落後、共に政権を組んだ自民党と距離を広げ、民主党ににじり寄った。先の臨時国会で
審議拒否を続けた自民党と一線を引いたのが好例だ。しかし、巨大与党・民主党を相手に埋没気味の
状況を打開するには至っていない。
鳩山由紀夫首相や小沢氏の「政治とカネ」が問題化すると、公明党は支持者を意識して民主党批判に
かじを切ったものの、2人への対応には差をつけている。首相の元秘書が偽装献金事件で起訴された
24日、公明党の山口那津男代表は「首相の職を辞すべきだ」といち早く辞任を要求した。一方、小沢氏
の公設第1秘書の初公判の際には、「徹底して事実の解明を進めてほしい」との談話を発表しただけだ。
小沢氏への配慮はこれにとどまらない。政府が天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見を特例的
に実現した問題では、批判を強める自民党と対照的に、「天皇の政治利用ではない」と表明し、山口代表
は宮内庁長官の辞任に言及した小沢氏について「間違ってない」と擁護した。
小沢氏は地方参政権付与法案を、次期通常国会に政府提出法案として出す考えを示している。自公政権
では長らくたなざらしにされた課題だけに、小沢氏への公明党の期待は大きい。公明党幹部は「わが党
には心情的に小沢さんへの抵抗感もあるが、民主党をまとめているのは結局、小沢さんだ」と漏らす。
【田所柳子】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091230k0000m010037000c.html