★阿修羅♪ > 昼休み32 > 225.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
2009/12/29(火) 18:16:38 ID:jbrPltvP
関経連、民主に「売り込み」 経団連と一線画す
鳩山政権が誕生して100日余り。西日本最大の経済団体、関西経済連合会(下妻博会長)にとっても
政権とのパイプをどうつくるか試行錯誤が続いた100日だった。中央の日本経団連とあえて一線を画し、
大学や中堅・中小企業などとの連携を背景に「地域代表」としての政策集団を目指した形だ。その成果
と課題は来年に引き継がれる。
「どなたか民主党とのパイプのある方はいませんか。鳩山(由紀夫)首相と電話できるとか……」。9月に
大阪市内で開かれた関経連正副会長会議で司会役の幹部が聞いた。事務局内では親類関係や同級生
など民主党国会議員と地縁、血縁のある職員がいないか、一覧表作りの指示が飛んだという。
政権発足後、関経連は「よちよち歩き」のように民主党との関係づくりを進めた。
総選挙翌日の8月31日夜、下妻会長は民主党とのパイプについて「ない、ない。お先真っ暗や」と語り、
自身が会長を務める住友金属工業を引き合いに「和歌山で『パイプ』は造っているけどな」とおどけて見
せたほどだ。
民主党の方も閣僚発言の不一致など政権運営の危うさがのぞき、「民主党も高揚の最中。パイプづくり
は時間をかけるべきだ」(関経連幹部)との見方も支配的だった。
しかし、転機は10月下旬に訪れた。下妻会長は直嶋正行経済産業相と面談した際、「関経連は経団連
の傘下ではなく、地域経済団体の代表として独自の視点で活動している。地域主権を考えているなら、
ぜひ活用を」と主張したのだ。
関経連は全国八つある経済連合会で唯一、経団連に入っていない。霞が関などで長い間、経団連や日本
商工会議所、経済同友会とともに「経済4団体」の一つとして存在感を示してきた。中央の財界が「民主党
のどこを引っ張ればどの鈴が鳴るのかいまだに見えない」ことや、経済成長戦略を明確にしないことから
民主党への見方が曇りがちななか、経団連との違いをあえて打ち出す戦術に出たのだ。
752 :大分者 ◆GVjPtgkKao :2009/12/29(火) 18:17:30 ID:jbrPltvP
関経連自身、中堅・中小企業が中心の関西経営者協会とも統合(5月)、活動の幅も広がっていた。京大
や阪大、慶応大、早稲田大など15大学も会員で、産官学連携の中核組織との自負もある。いずれも経団
連にはない特徴だ。
12月になって下妻会長は、前原誠司国土交通相ら政務三役と懇談。終了後、「顔つなぎができ、いい
機会」と安堵(あんど)の表情を見せた。関経連は前後して近畿選出の民主党国会議員や民主党大阪
府連との懇談会の開催にもこぎつけた。
関経連内部ではさらに労働組合やNPO、住民との連携を深めるなど経済団体としての活動領域を広げ、
関経連自体の目線を変えていく必要性も指摘されており、来年以降の大きな課題となる。
年明けには、直嶋経産相と懇談する方向で日程調整している。(永島学)
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200912290030.html