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11 :無党派さん:2009/12/29(火) 01:57:19 ID:NTgarq9E
◆官僚王国の迷宮「特別会計」(1)
(前略)いわゆる埋蔵金は、特別会計はもちろん、
特別会計を通して補助金などがばらまかれるこうした天下り法人の内部留保としてもザクザクたまっている。
そこに大ナタをふるえば、あと10兆や20兆は出てくると思うのだが、
なにせこの特別会計というのが、官製事業の資金源となってきただけに、官僚にしか分かりにくいようにできている。
一般会計と特別会計の間で相互の繰り入れがあり、特別会計同士でもカネの出入りがある。
毎年、一般会計の6割ほどが特別会計に繰り入れられ、それぞれ重複して計上される。
国債償還、地方交付税交付金、社会保険給付。
この三分野の特会に、一般会計の半分にあたる40数兆円という予算が流れ出て、それを官僚が思うがままに差配する。
そして、特会の資金を具体的ににどう使ったかは国民に分かるような形で公開されていない。
国会議員は一般会計にばかり気を取られ、分かりにくい特別会計のチェックまで目が行き届かなかった。
国会で議員が見る膨大な予算資料は、おおざっぱな「項」という予算区分が記されたものに過ぎない。◇
国会や国民の目を巧みにすり抜けた結果、労働保険は赤字垂れ流しの「スパウザ」や「私のしごと館」に化け、
年金の巨額資金が「グリーンピア」で闇に消えていった。
空港使用料を元手に空港をつくる特別会計があるばかりに、全国に1県2つの割合で98ものエアポートができ、
日航の経営が傾く一因になっているのは周知の通りだ。
新政権発足100日では、とうてい埋蔵金の在り処を探し当てるのは難しい。◇
増殖を続ける官僚組織に、せっせと血液を送り込んできた特別会計という国家の隠し金庫。
その中身を国民の前につまびらかにし、独立行政法人や公益法人、その関連企業にいたるカネの流れと、
利権の構造を仔細にあぶりだすことが、行政に巣食うムダを省き、資金を有効活用し、新政権の信頼性を高めることにつながる。
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10421195551.html