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:2009/12/28(月) 14:54:09 ID:d62zNKd8
保守議論「難解すぎ」 自民構想会議
自民党が保守の理念を再定義するため、谷垣禎一総裁の肝いりで議論を進めてきた政権構想会議。
第2次勧告を出し、議論は新たな綱領を検討する策定委員会に引き継がれたが、メンバーからは「内容
が難しすぎる」との声も上がっている。
「日本にも自生的秩序や徳目を論じた思想は多い。『葉隠』における武士道、安藤昌益や二宮尊徳の農本
思想、石田梅岩の商人道などが、それである…」
構想会議が今月上旬、全議員を対象に開いた意見交換会。配布資料に記された保守に関する説明文は
難解で、ある出席者は「意味不明。みんな雪辱を期して地元を回っているのに、執行部は何を議論して
いるんだと思った」と打ち明けた。
構想会議は、衆院選惨敗の一因となった党内の路線対立を反省し、一致結束できる新たな旗印を打ち
出そうと発足。来夏の参院選をにらみ、1月の党大会で新綱領を決定し、再出発を期すことを目指して
いる。
しかし、焦点になるとみられた小泉構造改革路線の是非については、いまだに党内の意見が割れており、
踏み込むと対立が再燃する恐れがあった。
このため、執行部は議論を観念的な保守のあり方に誘導したが、参加していた幹部の一人も「さっぱり
分からなかった。聞いていると疲れるので、別のことを考えていた」と、認めざるを得ない難解な世界へ
入り込んだ形。2次勧告に盛り込んだ政権像も「不必要なことをせぬ政府」という分かりにくい表現に
なってしまった。
新綱領の策定委員会には、首相経験者らも参加。24日の初会合では、福田康夫氏が「抽象的なので
(新綱領は)もう少し具体的にした方がいい」と注文をつける一幕もあった。
(城島建治)
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2009122802000127.html