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韓国で「金正日さま万歳!」 法廷で叫び起訴された男 懲りずにまた叫ぶ (東京新聞 2011年9月6日夕刊)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2011090602000186.html
韓国の水原地裁で五日、「偉大なる金正日(キムジョンイル)将軍(北朝鮮総書記)さま万歳」と六月の公判中に叫んで起訴された被告の男(43)が再び、同じ言葉を叫ぶ騒ぎを起こした。裁判長は警告したが、男は「(二十八日の判決公判でも)必ずする」と予告している。
聯合ニュースによると、男はこの日の論告求刑公判の最終弁論で万歳を叫び、「金正日将軍と金日成(キムイルソン)首領(故主席)は世界の永遠の中心であり、帝国主義者たちには超えられない」と大声を発したという。裁判長は法廷の秩序を乱したとして「もう一度すれば(身柄を拘束する)監置処分などの追加措置を取る」と警告した。
男は北朝鮮の体制を称賛するインターネットサイトを運営したとして国家保安法違反罪に問われ、一審で懲役一年六月を言い渡された。六月の控訴審で懲役一年に減刑されると「将軍さま万歳」と叫び、同じ罪で再び起訴された。
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こういうのを、「筋金入り」というのだろう。
もう、いい悪いとか、批判とか賛同とかいうレベルをこえている。
とにかく、根性がある。
ことは「国家保安法」違反だから、単純にこのひとを批判・非難してすむ問題ではない。
ただ、日本にはこういう信念の人がいなく(少なく)なったことは事実だ。
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ドイツの作家ブレヒトは、作品中で、登場人物に、
「英雄のいない国は不幸だ」
「ちがう、英雄を必要とする国が不幸なのだ」
という対話をさせている。
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英雄を必要としないほど幸福な国、
英雄を必要とするから、英雄の生まれてくる国、
英雄が必要なほどに不幸なのに、英雄のいない国。
われわれはどうだろうか。
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