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http://japanese.ruvr.ru/2011/09/04/55616602.html
・・反政府大衆行動は、シリア中のあちこちで展開され、デモの際に23人が亡くなった。首都ダマスカス郊外の町では、警官隊との間で激しい衝突が起きた。
・・インターネットで発表されたビデオ・メッセージの中で、バックル検事は「何百人もの平和的なデモ行進を行っていた市民が、権力側により殺され、そうした人々の亡き骸は共同墓地に投げ込まれた。さらに何万人もの人々が、反政府行動に参加したかどで逮捕された」としてアサド政権を告発している。 そうした事を背景に、西側はシリア当局への圧力を強める決定を下し、 EU諸国は、シリアの石油及び石油製品の輸入を禁止した。
ロシア中東研究所のエフゲニイ・サタノフスキイ所長は次のようにコメントしている―
「問題は、今我々がその始まりを見守っているシリアでの内戦が、アサド政権の不法な活動によってだけでなく、サウジアラビアやカタール指導部によってイニシアチブがとられている事にある。 イランとの宣戦布告なき戦争を行っているサウジアラビアは、アサド大統領の更迭を欲している。サウジにとって必要なのは、イランの影響を受けないシリアなのだ。おそらく、サウジはシリアの殲滅を欲している。シリア内戦は、実際恐ろしい被害をあとに残すだろう。 イスラエルでさえ、シリアの崩壊とアサド大統領に対する懲罰を欲してはいない。 西側ブロックも現在、カタール及びサウジ権力当局の手中にある道具以上ではない。
このようにシリア問題において楽観的見方をする理由は見つけられない。 シリア問題におけるロシアの立場は、より慎重でありEUなどのように過激ではない。 なぜなら我々の前には、きわめて否定的なリビアの経験があるからだ。 ロシアもまた中国も、シリアで同様のことがあって欲しくはないと願っている。 リビア・キャンペーンは、リビア経済におけるロシアと中国の利益をゼロにしてしまった。 もしシリアで同じことが繰り返されるならば、ロシアがこの国に関する決議に賛成することはまずない。
出来事がより悪いシナリオに沿って発展してゆくのを阻止する中で、ロシアが果たす役割について言うならば、ロシアの努力により、西側・カタール・サウジアラビアにストップをかけるようなパワーバランスを保つことができるかもしれないが、それは単なる希望でしかない。」(中略)
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