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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920016&sid=amK.eqBaut3g
「ブラッド・ダイヤモンド(血塗られたダイヤ)」の取引を抑制するため約10年間にわたって続けられている取り組みが、これまでで最大の危機に直面している。
ジンバブエのダイヤ鉱山での不正行為にどう対処するかをめぐって欧米諸国とアフリカ諸国との意見が対立しているためだ。
75の国々や業界の代表、人権擁護団体でつくる監視団体キンバリー・プロセスは来週、ジンバブエからのダイヤ輸出について協議するため会合を開く。ジンバブエでは採掘地で暴力行為がはびこり、2008年以降、200人以上の死亡が報告されていると、ブルームバーグ・ガバメントは報じている。
ダイヤ取引を監視する取り組みは2000年、消費者が購入したり身に付けたりするダイヤが内戦の資金源に利用されていないことを保証するため始まった。南アフリカ共和国やコンゴ(旧ザイール)は、ジンバブエのダイヤ輸出はキンバリー・プロセスの下で認証されるべきであると主張している。
業界団体の世界ダイヤモンド評議会(ニューヨーク)のイーライ・イザコフ会長はインタビューで、アフリカ諸国のリーダーたちは、欧米諸国が「ジンバブエに対して厳し過ぎる」と考えていると指摘。「われわれには失敗の余地はないため、何らかの合意に達することを望んでいる」と述べた。
英アングロ・アメリカン傘下のデビアスなどの企業によるラフカットダイヤの取引総額は年間86億ドル(約7000億円)、米ティファニーなどの小売業者による研磨済みダイヤの売り上げは250億ドルに上る。アフリカは世界のダイヤ生産の半分以上を占める。
キンバリー・プロセスは09年の暴力行為を受け、ジンバブエのダイヤ輸出を事実上禁止したが、アフリカ諸国のリーダーらは今年、この措置を無効にする動きに出た。米国務省と欧州連合(EU)は、ムガベ大統領(87)率いるジンバブエ政府がこの問題について協議するのを拒否しているとして同国政府を非難している。
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