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ビンラーディンをやっちまった。アル・カイーダのみなさん、忍の一字で・・・
20110508
2011.05.01米国は2001.09.11の米同時テロ事件の首謀者とされるウサマ・ビンラーディ
ン氏を急襲し、殺害したことは周知の通りです。でもこの米国の行為は愚でかつ自己中心
的な暴挙と云えます。
9.11同時テロ事件は世界のジハード(報復聖戦)の頂点に立つアル・カイーダのウサマ・
ビンラーディン氏が関与したことは推測できることです。しかし、イスラムのジハードの
対象となった米国はその過去において、何をしたために報復を受けることになったのでし
ょう。
その直接的な因果関係はイラク戦争があります。イラク戦争は米国のシナリオによって
惹起されたもので、当時ああECが結成されたときにECの要請により米軍の欧州駐留軍
が削減されました。このとき米国のシナリオに於いては、大分古くなった火器を消耗し始
末する必要がありました。そこで敵対する立場の某国に、前時代の火器をイラクのフセイ
ン勢力に大量に提供譲渡する内容のシナリオを働きかけました。
火器を十分に得たフセインは眼の上のタンコブである隣国のクエートに進軍したのです。
このクエート侵略を待っていましたと、米国は待っていましたとクエートに加担する善な
る行為と称して参戦したのです。
その後、戦局は十分に火器を消耗しつつフセインを追い詰め、イラクを焼土と化したあ
げくに壊滅させました。
この結果についてアラブ諸国は米国の狼藉行為であると受け止めたでしょう。アル・カ
イーダは、この米国の自己本位の焦土作戦をアラブに対する、無茶で、かつ、許しがたい
行いであると判断し、見せしめに米国に対するジハードの決行を決意し、9・11を実行した
のです。
このような事態下で10年の時間を経て、米国は今回のウサマ・ビンラーディン氏を抹殺
する無意味な行為をしてしまったのです。
この事態は米国の有史約300年の若さと、持ち合わせる武装体力、および米国の一握りの
頭が良いと自らを信じ込んでいる者たちのシナリオにより惹起されたものです。
アラブ諸国はそれに比較して十分に永い歴史と哲学、文化を築いてきた国々です。そこで
アラブ諸国、およびアル・カイーダの皆さんは、今回の米国の愚行に対し、それを腹に深く
呑み込んで、更なる仕返しなどは全く不必要と考えられます。
このことは世界中の国々と市民は、米国の反省のない愚行であると理解していますから。
米国のこのような手前勝手なシナリオの遂行より引き起こした戦争状態は、戦前前後に
多くの事例が枚挙されるものです。
歴史的にも兄貴分のアラブ諸国に於かれましては武装ゲリラ勢力に働きかけて、無謀で
意味のない報復行為等は中止させて下さい。
これからは、米国の問題行為については国連等の場において多くの国で議論し、それらの
戦争的問題行為をやめさせましょう。その先には地球の平和の実現が見えていますから。
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