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(回答先: Re: リビアー<(軍事介入が)失敗なら「ご都合主義」批判>渡邊啓貫・東京外大教授 投稿者 仁王像 日時 2011 年 3 月 23 日 20:28:42)
(付記2)
阿修羅人の陰謀論好きはどこから来るのだろうか?
恐らくこれらの人たちは普段から世界権力の犯罪性を良く研究しているのだろう。いろいろな手口についても相当の心得があるらしい。だが、調査するにつれ、世界権力の恐ろしさが骨身に染みてしまい、とても世界権力には逆らえないと心の深奥で得心してしまっているようだ。
だから今回の北アフリカ・中東地域での一連の政変もにわかには理解できないので(後述)、奴らの仕業に違いないと思い込む。それにふさわしい材料をネットから探してくる。それらしい材料がないことはない。その材料を空想と憶測でつなぎ合わせて、やっぱり奴らの仕業だと結論する。推論の域にも達していない。ましてや論証などとんでもない。
まぁ〜ここは甘茶(アマチュア)がカッポレする場ではあるがー。
ここで強調したいことは、このような作業を通じて「精神の安定」を得るという心理状態である。「ほらね! やっぱりそうだったんだ」と想像し、心理的に安堵し安定感を得る。裏返せば「世界権力にはとても適わないのだ」という敗北思想に逃げ場を求めホッとする。だが、本人にはその自覚が欠如しているのも著しい特徴である。投稿者も同調する読者も同じ心理状態で共鳴し合うのである。(本人は主観的には世界権力を告発しているつもりかも知れないが、ウムと思わせるような論理的で説得力のある投稿は皆無であるということ→裏情報から同時並行的に真相を明かすのは原理的にムリであることは別稿に書いた)
そもそも北アフリカ・中東地域の大きな政治現象が理解できないのは、根底に「民衆不信」思想があると筆者は睨んでいる。民衆の底力はいわば内臓感覚で直観するもので、リクツで理解できるものではない。現代人(とくに阿修羅人)の多くが、内蔵感覚がマヒして、前頭葉三寸で薄っぺらな思考をする生活習慣病に罹っている。口を酸っぱくしても分かるものではないので、ここでは指摘しておくだけである。
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