http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/570.html
Tweet |
http://mainichi.jp/select/world/news/20110304k0000e030019000c.html
【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は3日、リビア情勢について「(最高指導者)カダフィ大佐は権力の座から去る必要がある」と述べ、公の場で初めて名指しで大佐の退陣を要求した。また、チュニジア国境に避難しているエジプト人労働者らの帰還を支援するため米軍機の派遣を承認したことを明らかにした。飛行禁止空域の設定については「検討している選択肢の一つだ」と慎重な姿勢を示した。
メキシコのカルデロン大統領との会談後に記者会見で語った。この中で、今の最優先事項を避難民の本国への送還支援と位置づけ、米軍機の派遣に加え、新たな民間機チャーターも許可したことを発表した。
米国の軍事介入については「国際社会と協議しながら、何がリビア国民にとって最善かに基づいて判断する」と述べ、特に北大西洋条約機構(NATO)との協議の重要性に言及した。そのうえで、カダフィ政権派と反政府勢力の衝突が長期化し、「無防備の市民が重大な危機に陥る」事態になれば、「米国には迅速にフル稼働する能力があることを明らかにしておきたい」と述べた。
大統領の発言は、現段階では米単独で軍事介入をする意思はないことを示唆したものといえる。強気をアピールするのは、カダフィ派に武力行使停止への圧力をかける狙いがあるとみられる。大統領はまたカダフィ大佐の支持者に対し、市民への暴力は「責任を追及されることになる」として離反を促した。
一方で、米議会内にはリビア上空への飛行禁止空域設定を求める声もあり、「選択肢の一つ」と言明したのはこれに配慮する目的もあるようだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。