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http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030301000731.html
【カイロ共同】リビアのカダフィ政権は2日、首都トリポリ西部や、反体制派が勢力下に収めた中部ブレガなどで反転攻勢に出た。だが、ブレガでは反体制派が攻撃を撃退し再制圧した。政権側が投入した戦力は限定的とみられ、反体制派は北東部ベンガジを拠点に「国民評議会」の下、勢力の統合を推進。一進一退の攻防が続いている。
AP通信などによると、政権側は2日、機関銃などを積んだ車両約50台でブレガを急襲。石油関連施設や飛行場を制圧したが、午後にはブレガ郊外アジュダビヤから急行した反体制派勢力が奪還。政権側を海岸の大学に追い詰め、間もなく完全に撃退したという。
反体制派メンバーの証言では、政権側の攻撃部隊は約200人。約320キロ西方にある最高指導者カダフィ大佐の出身地シルトから進撃してきたとみられ、アフリカ系の雇い兵も目立つという。
政権側は戦闘機の援護を受けたが、ライフル銃や火炎瓶などで武装した市民らの「志願兵」を含む反体制派の反撃に遭い、敗走した格好だ。
リビア国軍は予備役も含め約10万人で戦車や装甲車数千両、戦闘機数百機を保有する。だが、テロ支援を理由にした欧米による過去の制裁で兵器の部品入手が妨げられ、多くが整備不良のため稼働不能になっているとの分析もある。
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