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http://mainichi.jp/select/today/news/20110228k0000e030046000c.html
【カイロ大前仁】リビアの反政府勢力が首都トリポリ包囲網を狭めているのに対し、最高指導者のカダフィ大佐は27日、セルビアのテレビ局との電話会見で「この地を離れない」と改めて徹底抗戦を訴えた。だが、国連安全保障理事会の対リビア制裁決議に基づき、国際社会からの圧力は一段と強まっており、カダフィ氏は窮地に立たされている。
カダフィ氏は電話会見で国連安保理による制裁について「国連は内政干渉を許されていない」と批判した。その上で国連がリビアへ代表団を派遣し、事実関係を調査すべきだと要求。国内状況に関しては、少数の反対派組織が活動していると指摘し「リビアでは何も起きておらず、平穏だ」と主張した。
一方、英財務省は27日、安保理決議に基づき、英国内にあるカダフィ氏と家族の資産凍結を発表した。報道によると、資産は総額約200億ポンド(2兆6000億円)。オーストラリアも単独制裁を発動したほか、旧宗主国イタリアのフラティニ外相は2国間の友好条約を「事実上停止する」と宣告した。オバマ米大統領は26日、メルケル独首相との電話協議の中で「国を統治する正統性を失っており、すぐに去るべきだ」とカダフィ氏の即時退陣を求めた。
中東の衛星放送アルジャジーラなどによると、リビア政府の戦車部隊は反政府派住民が掌握するトリポリ西方50キロのアズザウィーヤを包囲し、攻撃の準備を進めている。政府側はまた、反政府派が掌握中のトリポリ東方約200キロにある同国第3の都市ミスラタに陸路と空路で部隊を派遣した。
政府側は奪われた都市の奪回を試みる姿勢を見せており、大規模な衝突が起きる恐れも出ている。
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