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http://www.cnn.co.jp/world/30001959.html
トリポリ(CNN) リビアの首都トリポリ近郊ザウィヤで27日、治安部隊が体制側から離反した。国内の混乱を逃れ、西側のチュニジア国境などには外国人やリビア人の脱出者が多数殺到している。
ザウィヤはトリポリから約55キロの町。現地を訪れたCNN記者によると、武装した市民らが民家の屋根に立ち、体制側の逆襲に備えて自衛態勢を取っている。政権打倒を叫ぶデモに約2000人が参加する一方、最高指導者カダフィ大佐への支持を訴える小規模なデモも2件目撃された。これらは当局が外国人記者向けに主催したとみられる。
反体制派はこのほか、国内数カ所の都市を占拠している模様だ。
カダフィ氏をめぐっては、長年身辺に付き添っていたウクライナ人の女性看護師が帰国したことが明らかになった。看護師の娘が27日、CNNに語った。
同氏に退陣を求めたオバマ米大統領に続いてヘイグ英外相も同日、「大佐は去る時が来た」と述べた。同氏や家族への外交特権をはく奪し、資産を凍結すると発表した。
チュニジア国境では、住民がリビアの旧国旗を掲げ、脱出者を迎え入れている。軍や慈善団体、一般市民らが水や食料を提供し、電話を使わせるなど支援の手を差し伸べている。チュニジア当局が26日発表したところによると、20日以降、リビアから入国した脱出者は4万人。赤新月社は、同日だけで約1万人がチュニジアへ逃げ込んだとの見方を示す。また国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、東隣のエジプトにも19日以降、5万5000人が流入したとされる。
赤新月社によれば、チュニジア国境付近では多数の脱出者が寒さの中、食料もないまま何時間も列になって立ち続け、倒れる人も出ているという。
一方トリポリでは、政府が発表した1世帯当たり500ディナール(約3万3000円)の手当てを受け取ろうと、市民らが銀行に殺到した。市内の薬局では、高血圧や糖尿病の薬が底をつきかけているとされる。同市に住む男性は27日、「この悪夢ができるだけ早く終わり、犠牲が最小限に抑えられることを祈っている。だがカダフィ大佐が簡単に引き下がるとはだれも思っていない」と話した。
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