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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011022790020124.html
【カイロ=杉谷剛】騒乱が激化しているリビアで、最高指導者カダフィ大佐の支持派も多い首都トリポリでは26日、カダフィ氏派の部隊が検問所の警備を固め、兵士らが市内を車で巡回するなど、反政府派との市街戦を予想して準備を進めている。一部の市民に武器を持たせて部隊の増強を図っているとされ、「最後の砦(とりで)」で徹底抗戦する構えを強めている。
東部ベンガジの住民の話では反政府派は首都に向け進軍する義勇兵の募集を開始。既に数百人が義勇兵になるため、行列をつくり、「数日以内にトリポリに行く」と叫んでいる。“首都決戦”は不可避の情勢となってきた。
AP通信が目撃者の情報として伝えたところによると、トリポリでは徹底的な弾圧を呼びかけた25日夜のカダフィ氏の演説を受け、兵士らの部隊が検問所や市内を慌ただしく行き交う一方、同氏の支持者らに金や車を提供して部隊への志願者を募っている。恐怖におびえる大勢の市民らは家に閉じこもったままだという。
カダフィ氏追放を掲げる反政府派は25日、市内数カ所でデモ行進したが、政権派の兵士らがビルの屋上から銃を乱射し多数のデモ参加者を殺傷した。
さらに東部にある第三の都市ミスラタでは、政権側が反政府派が制圧した郊外の空軍基地を戦車で攻撃し、一部を奪還したという。AP通信は医師の話として、ミスラタの交戦で22人が死亡したと伝えた。
一方、ロイター通信によると、反政府派が制圧した東部のミスラ、サリエル、ナフーラにある油田では、混乱のため産油量は通常の半分以下になっている。ミスラの油田の担当者は、1日10万バレルの産油量を半分以下に抑えており、ほかの油田2カ所も同じ状況と話していた。
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