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CNN.co.jp 2月26日(土)14時33分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110226-00000010-cnn-int
イエメン・サヌア(CNN) 反体制デモが連日のように続く中東イエメンで25日、首都サヌアなど複数の都市で抗議活動が起き、サレハ大統領退陣と政府内にはびこる汚職根絶や政治的な自由を改めて要求した。南部アデン、タイズやイッブでもデモ発生が報告された。
首都ではサヌア大学近くの通りに大学生を主体とする数千人が集結し、デモを行った。サヌアの広場では大統領派数千人によるデモも発生、サレハ氏の肖像や旗などを掲げた。内務省当局者は反政府派が路上を支配していないことを国際社会に示すのが目的と述べた。
アデンではデモ隊と治安部隊が25日夜に衝突、地元の病院当局者によると、4人が銃弾を浴び死亡、少なくとも26人が負傷した。一部は重体となっている。目撃者によると、死亡したのはいずれもデモ参加者で、治安部隊の発砲を受けていた。アデンの別の地区でもデモが起き、治安部隊が催涙弾や警棒を使って鎮圧を図り、11人が負傷した。発砲で1人が死亡したとの情報があるが、当局は否定している。
北イエメン時代も含め1978年から実権を握るサレハ大統領は辞任を拒否しながらも、次期大統領選での不出馬や議会選挙の実施に向けた統一政府の結成を提案し、デモ隊の懐柔を図っている。
一方、アフリカ北西部にあるモーリタニアの首都ヌアクショットで25日、数百人参加の街頭デモが起き、社会や政治変革などを要求した。北アフリカや中東諸国が反体制デモのうねりに襲われる中、同国で発生したのは初めて。
現地からの報道によると、デモは数時間続き警官に包囲されたものの混乱はなかった模様。デモの呼び掛けは先週、同国で人気を集める交流サイト「フェイスブック」を通じて行われた。ラグダフ首相は24日、モーリタニアは民主国家であり、国民が平和的な抗議行動を行うのは自由との見解を示していた。
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