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http://www.cnn.co.jp/world/30001939.html
ワシントン(CNN) 混乱が続くリビアで、国内に備蓄されているマスタードガスに対する不安が広がっている。マスタードガスは皮膚をただれさせる化学兵器の一種で、保管体制の安全性や最高指導者カダフィ大佐が国民に対して使用する可能性が懸念されている。
今のところカダフィ大佐が兵器の使用を命じた気配はないが、大佐は関係者から気まぐれで予測不可能と評されているだけに予断を許さない。
米軍縮協会(ACA)の核不拡散専門家ピーター・クレイル氏によると、リビアの武器庫には今も約10トンのマスタードガスが残存するという。その大半は、首都トリポリの南に位置するラブタの化学兵器製造工場に保管されている。
リビアは2003年にマスタードガスを含むすべての化学兵器の廃棄に合意した。2004年には国際機関の化学兵器禁止機関(OPCW)の監視の下、すべての地雷と爆弾が廃棄処理された。
ただ、マスタードガスなどの化学薬品の廃棄処理は遅れている。残存する10トンの化学物質は2010年末までに廃棄される予定だったが、OPCWは期限を今年の3月15日まで延期することに合意した。リビアが廃棄処理を遅らせている理由は、米国と英国が科学技術分野の協力や原子炉建設の支援を行うとの約束を履行しないことに不満を抱いているためだという。
また警備や治安上の懸念もある。米政府は今のところリビアの化学物質の保管体制に問題はないと考えているが、ある米政府関係者は、今後リビアの情勢が悪化すれば化学物質が略奪され過激派の手に渡る恐れもあると指摘している。
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