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【ドバイ=太田順尚】最高指導者カダフィ大佐に対する抗議デモが続くリビアで23日、反体制派は首都トリポリ西の都市ズワラを制圧した。首都西方の別の都市でも、治安部隊と激しい攻防を続けている。反体制派はすでに第2の都市ベンガジなどリビア東部をほぼ制圧。反体制派の支配地域は東西から首都に迫り、カダフィ政権への包囲網をさらに狭めている。
AP通信によると、首都の西約100キロのズワラでは治安部隊が逃亡し、軍部隊が反体制派に同調。首都西方約50キロのザウィヤでも、反体制派がビルの上に旗を掲げ、市街地中心部に陣地を築いた。反体制派が既に制圧したとの情報もある。首都の西約70キロのサブラタでは反体制派が政府施設を占拠し、奪還しようとする治安部隊との間で衝突になった。
反体制派は東からも支配地域を広げ、23日に首都の東約200キロの産業都市ミスラタを制圧した。軍や治安部隊が一定の支配力を維持するトリポリでは、政権支持派が市街地への道路を押さえるなど反体制派の流入阻止に乗り出し、首都を死守する構えをみせている。反体制派は25日にトリポリでの大規模デモ実施を呼びかけている。
一方、リビアの民間航空機が23日、地中海のマルタの空港に着陸を試みたものの受け入れを拒否され、リビアに引き返した。中東の衛星テレビ局はカダフィ大佐の長女アイシャ氏が搭乗していたと報道。カダフィ一族がリビア脱出の動きを強めている可能性がある。ただ、アイシャ氏は国営テレビを通じこれを否定した。
リビアからは23日、各国が自国民を脱出させる動きが本格化。エジプト、チュニジア国境には脱出を図る多数のリビア人が押し寄せている。一方、リビア外務省は23日、不正に入国した記者を拘束する方針を示した。
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