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(BBC NEWS ASIA-PACIFIC)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12477398
2011年2月16日最終更新 08:29GMT
日本は抗議団体の追跡を受け、捕鯨を中止する
日本は、活動団体による抗議を受け、毎年行う南極での捕鯨を中止した。
米国に拠点を置く環境保護団体・シーシェパードの活動家たちは、日本船団の母船の追跡を続けてきた。
日本の水産庁当局者は、安全上の不安から、捕鯨を「当面」中止する と語った。
商業捕鯨は1986年に禁止されたが、日本は科学調査のために捕鯨を許可するという規定を利用している。
アイスランドとノルウェーは、禁止決定に公式に反対を申し出ており、商業捕鯨を継続している。
「不当な妨害」
日本側の話では、捕鯨の中止を決めたのは2月10日だる。通常は3月中旬に終わるこの遠征が永久に中止となるかどうかは、不明確だ。
「安全を最優先に考え、当面、船団による調査捕鯨を中止する。今後の活動については、現在検討中だ」と、水産庁幹部の中奥達也氏は、ロイター通信社に語った。
しかし、同氏によると、現時点では何も決定されていない。
活動家たちの船は数週間前から、南極の氷の海で、船団に攻撃を加え続けてきた。
環境保護団体・シーシェパードによると、小型船の一隻が母船の船尾にある搬入スロープに張り付き、銛で撃たれたあらゆる鯨が船に搬入されるところを妨害する。
同団体によれば、この数日間で、捕鯨船は南極の通常の漁場を離れ、南米の南端に向かって移動している。
「これが本当なら、私たちの戦略や戦術が成功したことを実証したことになる」と、シーシェパードのポール・ワトソン船長は、スティーヴ・アーウィン号から衛星電話でAFP通信社に語った。
「彼らは30頭も鯨を捕っていないと思う。彼らが鯨をあまり捕れていないのは確かだ。」
日本の船団は、180人が4隻の船に乗り、南半球の冬の季節(原文どおりに書きました:投稿者)の間に、南極の海で945頭まで鯨を殺すことを目標にしている。
日本側の話では、科学調査目的の捕鯨は継続されるが、鯨肉の多くが最終的に夕食の皿の上に載るという事実は隠していないと、BBC東京駐在記者のローランド・バークは報告する。
鯨肉を常食とする日本人はわずかだが、文化的伝統に外国が不当な干渉をしていると日本人は見なし、これに反対していると、同記者は付け加える。
オーストラリアやニュージーランドが主導する反捕鯨諸国や、環境保護諸団体は、捕鯨は残酷で不要なものだと語る。捕鯨をめぐり、オーストラリアは日本政府を相手に、国際司法裁判所に提訴している。
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(BBC NEWS ASIA-PACIFIC)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12502006
2011年2月18日最終更新 11:30GMT
日本はシーシェパードに対抗する国際的な行動を促す
日本はオーストラリア・ニュージーランド・オランダに、反捕鯨団体シーシェパードに対抗するための「効果的な措置」をとることを求めている。
前原誠司外相は、シーシェパードが港を使用したり所有船舶を登録している国々の大使に、強い要請が伝えられたと語った。
日本は、その環境活動家たちから「嫌がらせ」があったとして、毎年行う南極海での捕鯨を少し早めに切り上げた。
商業捕鯨は1986年に禁止された。日本側の話では、捕鯨は科学目的だ。
日本は科学調査のために捕鯨を許可するという規定を利用している。
アイスランドとノルウェーは、禁止決定に公式に反対を申し出ており、商業捕鯨を継続している。
「妨害行為」
日本は金曜日、米国に拠点を置くシーシェパードの活動家たちによる「嫌がらせ」のために継続が不可能になったとして、捕鯨を中止した。
捕鯨は先週、シーシェパードの複数の小型船が捕鯨母船の船尾に張り付き、銛で撃たれたあらゆる鯨の搬入を妨害したことから、一時的に中断された。
シーシェパードは数週間前から、南極の氷の海で日本船団の追跡を続けている。日本の農林水産大臣は、シーシェパードの活動により、「乗組員の安全確保が難しくなった」と語った。
日本の外務大臣は、シーシェパードが妨害を止めないことは「非常に遺憾」だと語った。
前原氏は、外務省はオーストラリア・ニュージーランド・オランダの大使を呼び、「遺憾の意を伝えるとともに、シーシェパードによる妨害行為の再発を防止するための効果的な措置をとるよう、繰り返し強く要請した」と語った。
この環境保護団体は、オランダ籍とオーストラリア籍の船舶を使用している。また、オーストラリアとニュージーランドの港を、行動のために利用している。
シーシェパードの創設者であるポール・ワトソン氏は、日本が捕鯨中止を決定したことは「すごいニュースだ」と表現したが、船団が南洋の鯨の保護区域からいなくなるまで、活動家たちは追尾することになると語った。
「個人的には彼らは信用できないが、今回は彼らの言葉を信じ、去っていく彼らについて行くことにする。彼らが南洋から去るのを確認するまで、彼らから離れるつもりは全くない」と、ワトソン氏は語った。
日本の船団は、180人が4隻の船に乗り、南半球の冬の季節(原文どおりに書きました:投稿者)の間に、南極の海で945頭まで鯨を殺すことを許可されている。
日本側の話では、鯨が魚資源に及ぼす影響の研究が捕鯨の目的だ。
鯨肉を常食とする日本人はわずかだが、文化的伝統に外国が不当な干渉をしていると日本人は見なし、これに反対していると、BBC東京駐在記者のローランド・バークは報告する。
オーストラリアやニュージーランドが主導する反捕鯨諸国や、環境保護諸団体は、捕鯨は残酷で不要なものだと語る。
捕鯨をめぐり、オーストラリアは日本政府を相手に、国際司法裁判所に提訴している。
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(BBC NEWS ASIA-PACIFIC)
http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-12502020
日本は安全上の不安から、捕鯨シーズンを早く終わらせる
2011年2月18日最終更新 05:36GMT
日本は南極海での捕鯨シーズンを早く終わらせた。
米国の反捕鯨活動団体である環境保護団体・シーシェパードは、日本船団の母船の追跡を続けている。
政府によると、同団体が繰り返し嫌がらせを行うことにより、安全上の不安がある。商業捕鯨は1986年に禁止されたが、日本は科学調査のために捕鯨を許可するという規定を利用している。
BBCのローランド・バークによると、日本国内では捕鯨の是非について、公の場での議論は行われていない。
http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-12502020
(上のリンクから、BBCサイト内の動画記事を見ることができます。)
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(投稿者より)
シーシェパードの妨害による安全上の不安から、調査捕鯨の中断が決定されたことを伝える、イギリスBBCの記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦ください。
農水省が捕鯨中止を決めたのは18日ですが、記事の日付で分かるように、16日にはBBCは全世界に向け、このニュースを発信していました。私が見た放送では、確かその日のトップニュースでした。
シーシェパードについて、個人的には胡散臭い印象があります。日韓関係を悪化させるための楔として竹島問題が存在し、日中・日台関係を悪化させるための楔として尖閣問題が存在する。同様に、日豪関係などを悪化させ、日本を世界から孤立させるための楔としてこの問題が存在する。このように思っています。シーシェパードは、この目的のために活動しているように思えます。
ただ、個人的には鯨の肉は食べませんし、捕鯨は日本の文化だという意見にも賛同できません。記事に指摘のあるように、鯨を常食とする人はほとんどいません。また今日、鯨の脂肪で灯りをとる人はいません。鯨製のものさしも、今ではプラスチックにとってかわられているとのことです。
また、鯨肉は生産過剰の状態にあり、政府の外郭団体を中心に、市場を開拓し、需要を拡大する活動が続けられています。そこには、利権も、天下りも存在するとのことです。
それでも、「鯨は知性が発達した高等な動物だから、捕鯨には反対だ」という意見には、嫌悪感を覚えます。牛肉を常食とする人々がそのような理由から捕鯨に反対する、ということは、「牛は知性が発達していない低級な動物だから、牛は食べてもいい」ということを意味します。
多少極端な考え方かも知れませんが、この発想に、「ゲルマン人は優秀な民族だが、ユダヤ人は劣った民族だ」という発想に通じるものを感じます。ヒトラーに率いられたドイツが何をやったかは、全世界が知っています。
この記事に関連して、AFP通信の記事を下に付しておきます。2月16日付けの記事です。グリーンピースのコメントが興味深いですが、反捕鯨の立場からのコメントであることを割り引く必要がありそうです。。
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(AFPBB News)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2785661/6824066
日本の調査捕鯨、今季の早期切り上げを検討
2011年02月16日 17:17 発信地:東京
【2月16日 AFP】水産庁は16日、環境保護団体シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)による妨害行為のため、日本が南極海で行っている調査捕鯨を一時中止したことを明らかにした。今期の調査捕鯨を予定より早く切り上げることも検討しているという。
水産庁の中奥達也(Tatsuya Nakaoku)氏はAFPの取材に対し、シー・シェパードの抗議船に追い回されている日本の調査捕鯨船団の母船「日新丸(Nisshin Maru)」が、乗組員の安全確保を理由に10日から活動を停止していることを明らかにした。
時事通信(Jiji Press)は通常は3月中旬まで実施している調査捕鯨を予定より早く切りあげ、調査船団を帰国させる案が政府内で検討されていると報じた。
こうした報道について、中奥氏は調査捕鯨の切り上げを含めて状況を検討中であることを認めたが、現段階では何も決定していないことを強調した。
一方、国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)日本支部の反捕鯨活動家、佐藤潤一(Junichi Sato)氏はAFPの電話取材に対し、複数の情報提供者から調査捕鯨船が早期に帰国するとの情報を得ていると語った。その理由は、大量の余剰鯨肉を保存する経済的負担が大きくなったためだという。
佐藤氏は今季の捕獲目標数はクジラ1000頭だが、これほどの鯨肉を保管できるほど調査船は大型ではないことも指摘し、日本政府はシー・シェパードなどによる妨害を調査捕鯨中断の理由に挙げているが、実際は内部事情によるものではないか、と語った。
(c)AFP/Frank Zeller
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