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http://mainichi.jp/select/today/news/20110209k0000e030014000c.html
【カイロ鵜塚健】カイロ中心部タハリール広場では反政府デモ開始から15日目の8日、ムバラク大統領の退陣を求めるデモ参加者が夜までに数十万人規模に膨れ上がる盛り上がりを見せた。デモ参加者はいったん減少傾向にあったが、この日は初めて参加する人々の姿も目立った。背景に指摘されるのが、インターネット検索最大手グーグル幹部のエジプト人男性、ワエル・ゴニムさん(30)の存在だ。政府にも既成政党にも不信を持つ若い世代の間で今、新たな「英雄」として急速に注目されている。
グーグル中東・北アフリカ担当責任者のゴニムさんは、昨年6月にエジプト北部で起きた警察官による男性暴行事件をネット上で批判するなどして若者の間で有名になった。米メディアによると、1月25日のデモの呼びかけにも加わったとされる。27日に突然消息不明になり、後に今月7日まで当局に拘束されていたことが分かった。
ゴニムさんは解放後の7日夜、テレビ番組に出演し、今回のデモを「インターネット時代の若者による革命だ」と指摘。さらに政府によるデモ弾圧の犠牲となった若者たちに触れ「彼らの父母に本当に申し訳ない。しかし、我々は良心に従っただけで何も悪くない」と語って号泣した。その訴えが共感を呼び、交流サイト「フェースブック」のゴニムさんを支持するページには同日夜以降12万人が賛同を寄せた。ゴニムさんは8日に同広場を訪れ「我々は大統領退陣の要求をあきらめない」と語り、多くの市民に歓迎された。
初めて広場でのデモに参加したという就職活動中の女性、サラー・シュラフさん(26)は「テレビでのゴニムさんの誠実な言葉が心に響いた。これまでは両親の反対でデモに参加できなかったが、今日は両親とけんかして家を出てきた。大統領も憲法も完全に変えるべきだ」と語った。
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