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時事通信 2月3日(木)0時14分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110203-00000003-jij-int
【カイロ時事】ムバラク大統領が次期大統領選挙への不出馬を表明してから一夜明けた2日、前日数十万人規模の反政府デモがあった首都カイロ中心部のタハリール広場で、反ムバラク大統領派と体制支持派が衝突、双方数千人規模で入り乱れ、投石や暴行を繰り返し、AFP通信によれば少なくとも500人が負傷、反大統領派には催涙弾が撃ち込まれ、流血の事態に発展した。この日は午前中からタハリール広場で両派の小競り合いが見られた。その後、カイロ市内を流れるナイル川の西岸にあるモハンデシーン地区で大統領支持のデモがあり、その参加者が列を成して川を渡り同広場に突入した。両派は互いに投石し、棒や素手で殴り合い、馬やラクダに乗った者も乱入、混乱が拡大した。
こうした中、エジプト軍は国営テレビを通じて声明を出し、デモ参加者に対し、社会の安定を確保するため帰宅するよう求めた。ムバラク氏の不出馬表明を受け、政権に強い影響力を持つ軍が、デモ容認姿勢から、秩序回復へ向け軌道修正したもようだ。
軍は1月31日の声明では「平和的な手段による表現の自由はすべての人々の権利だ」とデモを容認する中立の姿勢を打ち出していた。全土で100万人規模となった1日のデモにも一切介入せず、2日の衝突も周囲に展開しつつ静観した。
一方、カイロ、アレクサンドリア、スエズの3都市で午後3時〜翌朝8時を対象にした夜間外出禁止令が、午後5時〜翌朝7時に縮小された。また、1月28日前後から遮断されていたインターネットが回復し始めた。
野党勢力はあくまで大統領の即時退陣を求める姿勢を変えておらず、イスラム教の金曜集団礼拝がある4日に再び100万人規模のデモを計画。次期大統領候補に名前が挙がる国際原子力機関(IAEA)のエルバラダイ前事務局長も4日までに大統領が辞任するよう要求している。このため混乱がさらに続く可能性もある。
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