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ジャーナリストは、どのようにSNSを使ってエジプト情勢を報道しているか(DON)
http://www.asyura2.com/10/kokusai5/msg/353.html
投稿者 こーるてん 日時 2011 年 2 月 01 日 22:52:09: hndh7vd2.ZV/2
 

(回答先: Re: グーグルのワエル・グォニム氏不明事件のまとめ(DON) 投稿者 こーるてん 日時 2011 年 2 月 01 日 22:24:45)

http://blog.livedoor.jp/takosaburou/archives/50560396.html

ジャーナリストは、どのようにSNSを使ってエジプト情勢を報道しているか~Mashableより依然として混迷が続くエジプト情勢ですが、現場のジャーナリストがSNSを使って、どのように報道しているかをMashable(http://mashable.com/2011/01/31/journalists-social-media-egypt/)が紹介しています(1月31日付け)。

Mashableらしい切り口ですね。

まず、エジプトでは依然として大多数の人がインターネットにアクセス不能なのだそうです。現場のジャーナリストは衛星電話を使って報じているのだとか。

通信の遮断という企ては、エジプト国外への報道を食い止める事とはなっていません。市民の大半が自分達で訴えていく事は不可能ではあるものの、体験談については記者によって伝えられ、増幅されていってる。興味深いのは、そうした情報の噴出が現場のジャーナリストに依存するという「従来派」(“old school”)と、ソーシャル・ウェブを通じて増幅されるという「新興派」(“new school”)の組み合わせである事だとMashable。

以下、幾つもの事例を紹介していってます。

現場のジャーナリストはTwitterのアカウントから更新し続けています。例えば、CNNのベン・ウェデマン記者。インタビューした人からの発言を引用したかと思えば、自分の見聞した事を投稿しているのだそうです。

Twitterを使っての報道それ自体は目新しくもありませんが、注意を引くのはイラン選挙からジャーナリストがリアル・タイムで更新する道具として進化・成熟させた事なのだそうです。また、全米公共ラジオやCNN、ニューヨーク・タイムズやアルジャジーラ英語版などはエジプト情勢について語るジャーナリストや市民のTwitterリストをキュレーションしています。

ちなみに、ウェデマン記者のTwitterのアカウントはこちらhttp://twitter.com/bencnnにあります。

ニューヨーク・タイムズのニコラス・クリストフ記者のようなジャーナリストは、Twitterだけでなく、フェースブックhttp://www.facebook.com/kristofを使って報道もしています。

クリストフ記者は、フェースブックのページに詳細な記事を投稿しています。デモについての情報だけでなく、カイロの街頭で起きている事の観察や、個人的なリアクションについても綴っています。

フェースブックで厄介なのは、検索が難しく、ニュースフィードがアルゴリズムに基づく投稿を表示してしまう事だそうです。

実際、Egyptという言葉でフェースブック上で検索すると、こんな表示になります。http://www.facebook.com/search.php?q=Egypt&init=quick&tas=0.6158393277579094最初の数行だけでも表示して貰いたいものですが…。

もっとも、ジャーナリストや市民によるデモに関する情報が定期的にフェースブックのプラットフォームに更新されていることは明らかだとMashable。

ではYouTubeやライブ・ストリーミングはどうなっているのでしょうか・

エジプト当局によって、アルジャジーラはカイロ支局を閉鎖させられ、取材許可証も取り上げられてしまったそうです。しかし、その後も同社のジャーナリストはTwitterを使い、抗議現場を取材し、その様子をライブストリーム署名を入れずにで報じています。アルジャジーラ英語版以外に、ロシア・トゥデーもYouTubeにデモの状況を投稿しています。

この他、ライブブログも活躍しています。

現場のジャーナリストや、報道機関のウェブ・プロデューサーはサイトにブログ投稿をし続けています。ワシントン・ポストのライブブログhttp://voices.washingtonpost.com/blog-post/2011/01/egypt_protests_day_seven.html#moreでは、エジプトの抗議の模様を、Tweetや現場のジャーナリストのビデオ投稿など、ソーシャルメディアなどの投稿からキュレートしています。

同紙のキャサリン・ザレスキ氏(上席プロデューサー兼デジタル・ニュース担当責任者)によると、社内にソーシャルメディア・チームというのがあり、そこでは今回の抗議活動が始まって以来、Twitterやフェースブックその他のプラットフォームでの関連投稿を引用するなどして更新させ続けているのだそうです。

この他にもニューヨーク・タイムズやCNN、ロイター、アルジャジーラ、ガーディアンやBBC、ヒューフィングトン・ポストなどが同じようなライブブログを運営しています。

Tumblrのキュレーションも、注目されているそうです。

こんな具合に、エジプト問題をキュレーションしたHPを一覧的に読めるようにしたページhttp://www.tumblr.com/tagged/egyptを作っています。その中にはアトランティック誌も含まれているのだそうです。カイロからのビデオや写真が投稿されている他や、独自ソースのクレジットのついた記事などもあるとか。

ちなみに、#Egyptというタグを含むリアルタイムの投稿や、人気別による並べ替えも出来るのだとか。ロイターのアンソニー・ドローザ氏(テクノロジー担当)が、もっとも良く投稿しているそうです。Tumblrでのページhttp://soupsoup.tumblr.com/はこちら(この人、Twitter(http://twitter.com/antderosa)のアカウントでもエジプト関係の発言を沢山なさっていますね)。

Audiobooも見逃せないそうです。

アルジャジーラでは、クリエィティブ・コモンズでコンテンツを使えるようにしている他、ジャーナリストによる音声投稿をAudiobooに行っています。携帯電話からのシェアするのが簡単な他、現場からの写真や地図なども表示できるようになっています(HP
http://audioboo.fm/about/us
を見ると、こんな風なサービスだそうです)。

ちなみに、アルジャジーラの取材班がここhttp://english.aljazeera.net/news/middleeast/2011/01/2011131123648291703.htmlに投稿した後に、当局がやって来て拘束してしまったのだそうです。釈放されたものの、機材は没収だとか。

ご愁傷様です。実際に怪我をしている人もいます。くれぐれもお気を付けてと言いたいです。そして、現場からの中継をなさっている人の勇気に敬意を表したい。
 

 

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