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時事通信 1月30日(日)6時10分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110130-00000018-jij-int
【カイロ時事】ムバラク大統領の独裁政権打倒を求める大規模デモが続くエジプトは29日、各地で略奪が伝えられるなど無政府状態の様相を呈してきた。首都カイロ市民は食料品など生活物資の備蓄に走っており、商店の棚は品薄となった。
ナイル川の中州にあるカイロの高級街ザマレク地区に住む主婦(56)は「略奪が各地で起きている。ザマレクは大丈夫か心配」と表情を曇らせた。外出が禁止された29日夜、地区の目抜き通りでは自衛のためか、こん棒を持った人々がうろつき、不穏な雰囲気に。周辺では銃声のような音も響いた。
時事通信カイロ支局のある同地区のビルでも、門番が入り口の扉を鉄の鎖で固定。はしごなどでバリケードを構築し、暴徒に対する警戒を強めている。
市内の大型スーパーでは、生活物資を買いだめしようと30人以上がレジに並んだ。ある主婦(41)は「この先どうなるのか心配。飲料水など最低限の物資を確保しておかないと」と不安を隠せない様子。遮断されていた携帯電話は復旧したものの、インターネットは接続できない状態が続き、情報入手が困難になっていることも、人々の不安に拍車を掛けている。
激しい衝突が起きた東部スエズなどでは、警察や地方政府関係者が職務を放棄し、無政府状態に陥った。各地でホテルや大使館などの重要施設を守ってきた警官も姿を消した。金融機関や免税店などが略奪被害に遭っており、離反した警官や脱獄した囚人が「略奪団」を形成しているとのうわさも流れている。
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